元素はどうしてできたのか - 誕生・合成から「魔法数」まで

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元素はどうしてできたのか - 誕生・合成から「魔法数」まで

  • 著者名:櫻井博儀
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • PHP研究所(2022/04発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569815480

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内容説明

まずビッグバンにより素粒子が生まれ、それらが結合して陽子(=水素の原子核)や中性子となった。陽子と中性子が結合して重陽子となり、さらに重陽子と陽子が結合することでヘリウムの原子核が生まれた。やがて宇宙の温度が下がって原子核と電子が結合して原子が誕生し、恒星の内部や超新星爆発によって92番までの元素が作られた。93番以降の元素は天然では作られず、世界各国で熾烈な合成競争が繰り広げられてきた……。文系も理系も胸躍る、微小な元素の壮大なドラマを、理化学研究所の主任研究員と東京大学教授を兼ねる著者がわかりやすく解説。理化学研究所は世界最高の加速器を擁し、113番目の元素の合成に成功、原子核を特に安定にする「魔法数」を新たに発見するなど画期的な成果を挙げてきた。本書ではそれらの成果も取り上げ、核物理学の到達地点と将来の展望を語る。同じ元素における複数の原子を掲載した「核図表」など魅力的なトピックスが満載!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

182
自然での核融合は、儂は概ね既知の事で、更に詳細に語って貰っているので分かり易かった。難しい事もあったけど。ある程度前提を知っていると良いのかも。本書出版が2013年暮れ。まだ10年も経っていないのにもう古さを感じる。と言うのも今は中性子星の連星系も候補に入っていますね。あと人工による超ウラン元素の合成のこと。二次大戦後の悲しい歴史も。ビームのターゲットを光の数十%にまで加速するじゃん?計測器を通して、コンピュータで解析すると思うのだけど、計算結果が出た時にはとうに行き過ぎちゃっているって事は無いのかね?2021/07/18

フジマコ

27
物理が苦手です。高校の時赤点取りました^^;でも、宇宙の話しとか大好きでそんな本をよく読みます。この本もその流れ。自分が嫌いだった学問を好きになりたいと思って読んだんですけど、いやー難しかったです。小柴先生の話もあったんですがワクワクして読み進めるというよりは、えっ元素と原子ってどー違うんだっけ?みたいな読み返しがいっぱいありました。でも僕はビッグバンが起こる前の事を自分の言葉で語りたい。だから、こういう本は今後も読み続けます。光と光が動く空間ができたから時間が発生した…すごいですよね!2014/01/30

文章で飯を食う

7
非常に興味がある分野なので、おもしろかった。類書もあまりないし。 アルファー崩壊とかベーター崩壊の定義が無くて、話に入るので、結構、基礎知識を要求する本なのかと思っていたら、後半に説明されていた。どうも、構成が今ひとつ。 原子核も中性子過剰になると形が球形じゃ無くなるとか。おもしろいね。2014/10/11

きぅり

6
諸事情により大慌てで読み切った本。一夜漬けでも割と頭に入りました。ニホニウム生成の経緯もちょろっと書いてあるので、帯書き換えた方が売れるんじゃない?と思ったりもしたけど、正式に許可下りるまではニホニウムという名称はまだ使えなかったりするんだろうね。もったいない。2016/07/11

文章で飯を食う

6
再読。前回よりは、少し理解が進んだ感じ。2015/10/30

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