内容説明
これはまるで、予言の書――。自動運転技術をめぐる来たるべき近未来の事件に、AI世代の青年が挑む! 中学生の頃から悪さばかりしてきた、新谷凱。彼が、唯一興味を持てたもの――それは「人工知能」の世界だった。携帯電話会社でのアルバイトや電気機器メーカーでの企画開発などを経て、AIに携わる仕事に就いた凱。その企業で彼は、ある事件の捜査に協力することになる。その事件とは、自動運転技術の搭載された試験中の車が人を轢いた、というものだった……。人気経済作家が人工知能の未来に警鐘を鳴らす、傑作サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
dr2006
34
AIの進化のスピードを認めざるを得ない。一方でその早さにある種の恐怖を感じる。ロボット三原則があるが、特に安全のリミッターを故意に外したAIが既にあるはずだ。AIのどこに恐怖を感じるかは、日本人の自分の今の価値観に過ぎない。人間の倫理観が国によって違う様にAIの倫理観とAIに命令する人間も民族によって異なる。自動運転の車が人に向かって突如暴走した。AIのベンチャー企業に勤める主人公新谷凱は、事件の捜査に加わることになるが…。凱の生い立ちだけで350Pもあるのは、この作品が生成AIじゃないことの証左である⒲2024/10/13
オヤニラミ
12
大手自動車メーカーが開発したAI搭載の自動運転車が試走中に起こした人身事故。しかも世間に公表されることなく同様の事故が起きる。人工知能の暴走か開発者のミスなのか…!?物語はそんなプロローグから始まるが、主人公・新谷凱の生い立ちから長々と苦難に満ちた人生が描かれます。事件の真相はというと、かなり後半から。大学の恩師が立ち上げた会社で勤めるようになって警察の捜査に協力する展開…!!明らかになった真実は…そういう事ですかって感じでした。AIと開発者達の熾烈なバトルを予想して読み始めましたがハズレました😅2023/10/22
あーてぃる
5
経済小説が多い著者の科学技術小説である。リサーチはさすがでディープラーニングや自動運転、それらに関わる社会制度や捜査機関についてよく調べたうえで書かれている。最初に事件が起こるのだが、場面はいきなり主人公の幼少期へと飛びその成長を長々と追いかけてから現代に追いつく。大学受験あたりで本当にこの生い立ちは必要なのかと怪訝に思いつつ読み進めた結果、なるほど必要だったかもしれないなぁと一定の理解はした。手口も解決方法も終わり方もスマートだ。2025/09/23
hiyu
4
AIに関する諸問題も示されてはいるのだが、結局どういう方向に話が進んだのかよく分からなかった。それとも主人公の生きざまに目を向けたほうが良いのかなあ。2023/07/05
hori-chan
4
本題に入ったころにはすでに1冊の2/3くらいまで来ちゃってたとことと、理由も想像通りだったので、ちょっと残念…ただ、同じ業界に身を置くものとしては、共感できる表現も多々ありました。2022/04/17
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