内容説明
微小な物理現象にも注目する流体力学に対し、「流体工学」では、実用的な範囲で流れを理解することが重要です。
本書では、
・流体に関する基礎知識
・流れの巨視的な把握のための理論
・実用上重要な例における流体の扱い方
・実験、解析の必須事項
など、「流れの工学的理解」に必要な内容を網羅しています。体系的で深い記述により、一冊で流体工学の基礎を学ぶことができます。
本編に不可欠な数学や、圧縮性・粘性などの発展事項も付録で詳細に解説しているほか、「ノート」による補足や演習問題も充実しています。
流れについてより詳しく理解したい学生や、もう一度基礎を振り返りたい実務者にもおすすめの内容です。
目次
第1章 序論
第2章 静止流体の力学
第3章 流れの記述と輸送定理
第4章 ベルヌーイの式
第5章 運動量の法則
第6章 角運動量の法則
第7章 ターボ機械概論
第8章 流路内の流れ
第9章 物体の周りの流れ
第10章 次元解析と相似則
付録A 単位と次元および主要な数値
付録B 数学の準備
付録C オイラーの運動方程式
付録D 流体の圧縮性
付録E 流体の粘性