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内容説明
財閥解体、石油危機、コンビニ誕生、消費税、金融危機――。これらの出来事は日本経済にどのような影響を与えたのでしょうか。本書は67のトピックスを通じて、日本経済の軌跡を記述する戦後日本経済史。70数年の軌跡がトピックスを追うことで理解できてしまう初心者にとってハードルが低い入門書です。日経文庫化にあたって補論を設け「失われた20年」にどのような出来事があったのかも記述しました。
本書の元となった連載は、日本経済新聞朝刊に連載された「経済史を歩く」(計67回)。日本経済史のテキストはあまたありますが、バブルまで言及するのものはまだ少数派です。バブル崩壊からも20年近くたった今、現代経済の流れをきちんと押さえられるエピソード中心の本はあまり見かけません。
50年余の戦後経済の出来事のうち、今日の様々な問題の源流となっている経済事象を再考・検証するのが本書の狙いです。例えば、「赤字国債発行」では、国債特例法がなぜ存在しているのか、本来の目的の何が見失われてしまったのかを明らかにしています。単に懐古的に歴史を解説する内容ではありません。
目次
第1章 挑戦――復興から成長へ
第2章 躍進――1億総中流の夢
第3章 変革――成功と挫折の軌跡
第4章 摩擦――国際化の光と影
第5章 暗転――バブルからデフレへ
補論 停滞――失われた20年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
49
高校政経、現社、日本史Bの科目で参考になる一冊。懐かしの日本初の商品として、テープレコーダー、トランジスタラジオ、トリニトロン方式のカラーテレビ、ウォークマンの各写真(25頁)。Z世代にはどう響く? 250頁~は今は亡き電電公社と母。NTTも民営化で郵政民営化と同様、どうなってしまうのか? docomoは高くて格安TONEにして6年以上。昨日はe22端末支払い、他のウイルスソフト更新などでも3万円弱であった。月々も安いのでdocomoには戻れない。番組では京セラ安心スマホあたりを狙ったが、断念。。2022/08/13
あきあかね
17
幼年期、青年期、壮年期、老年期というように、どの文明や国家、経済なども、人の一生と同様の道筋をたどるのだろうか。 驚異的な戦後復興と高度経済成長から、バブル崩壊とその後の経済停滞、財政悪化へと至る戦後の日本経済の歩みを、本書は67の主要なエピソードとともに振り返る。財閥解体やIMF·世銀加盟等の「挑戦」、所得倍増計画や東京五輪等の「躍進」、日本列島改造論や石油危機等の「変革」、プラザ合意や日米半導体協定等の「摩擦」、ブラックマンデーや拓銀破綻等の「暗転」。それぞれの時代、それぞれのトピック毎に、⇒2022/06/11
Go Extreme
2
挑戦―復興から成長へ: 東京通信工業発足 経団連発足 IMF・世銀加盟 ペンシルロケット発射 水俣病の発生確認 もはや戦後ではない ダイエー誕生 即席めん誕生 躍進―1億総中流の夢: 農業基本法 YS11 東京五輪 山一日銀特融 赤字国債発行 原発稼働 人口1億人突破 変革―成功と挫折の軌跡: 減反開始 コンビニ誕生 パソコン誕生 摩擦―国際化の光と影: プラザ合意 日米半導体協定 暗転―バブルからデフレへ: ブラックマンデー リゾート法施行 消費税導入 ワイドフィーバ 拓銀破綻 停滞―失われた20年2022/05/31
ゆー
0
戦後のどん底から、高度経済成長期に至る際、諸外国からの交渉にひれ伏している所が多々あるように思えた。アメリカと結んだ半導体協定、大店法の改正など、もう少し上手く交渉すれば半導体業界も米、中、韓、台に押されることも少なかったように思う。農業人口の減少も生産調整や工業化により人口移動が進んだ結果なので、減少する流れは自然かなとも思った。2022/07/17
ど
0
日経の「経済史を歩く」の記事を文庫化した本。 2012年〜2013年の記事をまとめてある。 はっきり言って、期待はずれ。 そもそもの記事自体はうまくまとまっており、日本戦後経済史の振り返りにはいいと思う。 ただ、加筆が全くされていない。 ただ、連載をまとめただけの本。 「MRJの初飛行に期待が持てる。MRJの初飛行は2015年の予定などと書いた本をよくも今の時期に出せるなと思う。流石に手を抜きすぎ。残念。2022/06/07
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