角川文庫<br> 見仏記 道草篇

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角川文庫
見仏記 道草篇

  • ISBN:9784041123515

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内容説明

仏像を見続けて四半世紀。「見仏」を極めた二人にとってはもはや、道草すら見仏の一部。恐山、大分の国東半島、そして中国峨眉山に飛びながら、時にパンダを見るだけで一日をつぶす。
いとうせいこうのエッセイとみうらじゅんのイラストで再現する、寄り道おおめの旅日記。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

41
本シリーズは網羅しているつもりであったが不覚、見過ごしていたと手に取れば、かつてないゆるさで私の頬もゆるむのであった。かつては仏友として羨んだお二人の関係性も、今や終生の友の感あり。恐山には一度は行かなくてはと思った次第。2023/10/29

chatnoir

14
相変わらず飄々としたお二人の見仏の様子が楽しい一冊。今回はパンダの所も楽しかった。興味があるのは恐山。一度行ってみたいな。近いんだけどねぇ…。2022/05/18

ikedama99

11
楽しく読めた。緩い雰囲気だけど、でもなんか響くときがあって・・。仏を見に行きたいとより思う。2人に還暦が来たと聞いて。長い付き合いになったと思うことしきり。中国は大変だったなと妙に納得。2022/11/07

kinta

4
相変わらずの見仏ですが、時が流れ、慶派と円空の概念の対立を感じたり、石仏に興味が持てるようになったりと変化を感じることが多かった感じかな。そしてお互い体は一年一年齢を重ねるでしょうが、気持ち的には攻めていける楽しさを味わえるようになった感じかしら。いや、二人の似顔絵は熟年の味がしますよww2022/06/09

miruko

3
見仏記がシリーズ物だとは知らずいきなりの道草篇です。峨眉山帽かぶるお二人の似顔絵に笑ってしまいました。すごく切実な表情…。息の合った、たまに合っていないトークが面白くて、お互いに良い相棒を見つけたのだなと喜ばしく思いました。「出来たら見るとか、食べ物はその場のノリで食べるとか、無駄が向こうから来れば大歓迎するとか、そういう道草をお勧めする」(p245)“なんとかならなかったことも楽しく書く”といういとうさんの方針がとても素晴らしい!2023/10/09

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