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内容説明
天候不順による野菜の高騰、レジ袋の有料化、消費税の総額表示切り替え……そんな生活に直結するニュースが出るたびに、テレビ各局のリポーターがこぞって取材に押しかける東京・練馬区にある生鮮市場「スーパーアキダイ」。その名物社長・秋葉弘道氏は、人懐っこい笑顔とユーモア溢れる優しい語り口が人気で、お茶の間に流れる朝夕のテレビ番組を通じて知っている人も多いのではないだろうか。
だが、秋葉氏が東京と千葉にスーパー4店舗、青果店2店舗、これに手作りのお惣菜も揃えたパン工房や旬の海鮮料理が自慢の居酒屋を出店するなど、年商39億円を売り上げる超優良企業の経営者であることはあまり知られていない。
地元の工業高校を卒業後、一部上場企業に就職するも、高校時代にアルバイトで経験した八百屋への愛情を断ち切れず、23歳で一念発起し脱サラ起業。その後、何回かの倒産危機を経験するも、「地元に愛されるお店」を目指してわずか一代で従業員200人を抱える企業へと成長させた手腕の持ち主なのだ。
現在、大手スーパーが中堅スーパーを飲み込むなど、業界再編の大きな波が押し寄せる小売業界において、なぜアキダイはここまで大きくなれたのか?
「1%の努力と99%の感謝の気持ち、そして、『この仕事を好きになる』のプラスαがあれば夢は叶う――」
ヤンチャな青春時代を過ごした「高卒社長」の人生にフォーカスしながら、お客さんの笑顔を何よりも大切に思い、従業員のやる気を最大限に引き出す「経営の秘密」に迫る渾身の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
panashe
18
スーパーアキダイ社長こと秋葉弘道さん。何故こんなにTVでよく見るのか?その謎もこの本読むとよくわかる。高校時代青果店アルバイトですっかりこの商売の虜となり、サラリーマンを1年で辞め一代でスーパーと青果店6店舗、30年ガムシャラに働き今や年商39億円。今でも自ら市場に出向き誰よりも生の情報に詳しく「アキ さんだから」という取引も。常に順風満帆だった訳でもなく自転車操業、倒産・死を考えた事もあったそうだ。200人の社員アルバイトを抱える社長としての心意気。理想の上司、でもちょっと暑苦しいかも😆2022/08/14
nobu23
4
東京のローカルスーパー、アキダイの創業社長による自伝と自身の哲学が語られている。 行ったことは無いが、テレビで何度か見た事があったので身近に感じた。2024/07/13
るるぴん
3
テレビ局から年間300件ほどの依頼が殺到する練馬区関町にあるスーパーアキダイの社長。生い立ちから成功に至るまでの道のりと心情。高校生の時に体験した八百屋という仕事が性に合っていて、新卒で入った会社を1年で辞めて自分の店を持ったそう。社長の人柄の良さ、八百屋愛、真面目で勤勉に働く熱意などが感じられた。大手スーパーとの競争なども激しいと思うが、支店も併せて年商40億円も売り上げを叩き出す経営手腕はすごい。明るく誠実な人柄の社長や店長との会話も買い物の楽しみの一つ、という常連さんもたくさんいるのだろう。2023/04/25
かなかな
2
2023年8月12日(土)audiobook。 『いつか小さくても自分の店を持つことが夢だった スーパーアキダイ式経営術』 自分本意では人はついてこない。 応援してもらえる人になる。 お客様がお客様を呼んでくれる。2023/08/12
美ホン
1
アド街「武蔵関」の回で、双子のお嬢さんのパパである事やこの自伝本の事を初めて知った。今や日本中に知られたスーパーの秋葉店長。その生い立ち、青果店との出会いから今日に至るまでを分かりやすく紹介。連日TVで話す姿からも、今の経済や食品への研究熱心さがうかがえるが、お店でも地元のお客様はもちろん従業員達の事を大切に考えているよう。そのあったかい(むしろ熱い)人柄がこの本からもよく伝わってきた。「旬」の話、野菜の目利き話などを読んで、ついつい価格優先で選びがちな私も、今後はもっと丁寧に食品の品定めしたいと思った。2022/08/10