内容説明
余呉湖で死体が見つかった。胃の中にはキャッツアイ。続いて京都の美大生、大阪の日雇労働者も殺害される。鍵は美大生が生前旅したインドにあると啓子と弘美は旅立つ。第4回サントリーミステリー大賞受賞作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mr.lupin
27
今から40年程前の、黒川さんの作品を読了した。美大に通う村山が殺された。口には宝石の「キャッツアイ」が入れられていた。啓子と弘美の女子大生のコンビが、殺された同級生の真相に向かって独自の捜査を開始してゆく。二人の会話も黒川さんの作品らしく、軽快でメッチャ読みやすくて、またテンポも良く楽しめた作品だった。そう言えば、この作品にはガラの悪い人物は登場していなかったなー。⭐⭐⭐⭐⭐2026/04/26
ぱなお
16
見つかった遺体の中からキャッツアイが見つかった。美大生の女性二人が警察並みの行動力をみせる。二人の掛け合いと女子大生という組み合わせに少し違和感。やっぱり、この黒川さんならではの掛け合いは、おっさんじゃないとしっくりこない。宝石に纏わる裏の話はちょっと興味深かった。宝石を採掘するのは所謂貧しい国で、それを求める富裕層の構図。なんだか複雑な心境になりました。2022/08/18
こばゆみ
11
だいぶ前に書かれたお話の新装版とのこと。宝石のキャッツアイを飲み込んだり口に含んだりしたまま亡くなっている遺体が連続で発見されて、被害者の1人と面識のあった女子大生2人がインドまで行って謎を解こうとするお話。もちろん警察も捜査するのだけどね、この女子大生2人が度胸ありすぎてとても印象に残った(笑)2022/06/17
eipero25
10
1986年サントリー受賞作品か。読んでてあれ?えらい古いぞ。とあとから知った。主人公の大学生啓子は黒川さんの脳内でしか存在しえないキャラ。おっさんそのものでした。 ネットのない時代の刑事もの。令和4年出版って本の売れん時代に挑戦ですかね。おっさんしか読まんぞ。2022/09/15
隣の人
8
一件無関係な三つの死体に、口の中に宝石が入っているという不思議な共通点が。美大生の啓子と弘美は独自に捜査を開始する…という話。 関西弁を主軸にしたコミカルな文体で読みやすいのは○。ただ、美大生達の麻薬所持(使用しなかったとは言え)とか、警察に嘘つくとかいうモラルの無さが少し共感しにくい。 ミステリーというよりは少しずつ真相が明らかになっていくタイプの警察小説で、犯人が分かった時の爽快感とかそういうのはありません。 1986年の作品と言うのに、古さを感じさせない作者のセンスはすごいと思った。 ☆☆☆★★。2025/08/16
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