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内容説明
聖書は,キリスト教の教典であるばかりでなく,ヨーロッパ文化を理解するうえで欠かせない書物といえましょう.この本は,天地創造にはじまる『旧約聖書』とキリストの言行・生涯を綴った『新約聖書』のなかから有名なお話をとりあげ,名言をちりばめながら物語風にまとめてあります.人類の古典である聖書に親しむ手引き.
目次
はじめに┴目次┴Ⅰ 天と地の創造┴1 原初の混沌┴2 楽園の風景┴3 転落の構図┴4 エデンの東の物語┴5 大洪水とノアの箱舟┴ノート┴Ⅱ イスラエル民族のめざめ┴1 旅のはじまり┴2 おそれとおののき┴3 逃亡者の夢┴4 ヨセフ物語┴ノート┴Ⅲ 神の約束の土地をめざして┴1 モーセの登場┴2 葦の海の勝利┴3 神の山ははげしく震えた┴4 士師たちの時代┴ノート┴Ⅳ 王国の誕生とその滅亡┴1 王制の開始┴2 ダビデの栄光┴3 分裂と崩壊┴4 預言者たちの声┴5 バビロンの川のほとり┴ノート┴Ⅴ イエスの誕生┴1 マリヤのおそれ┴2 東方の星┴3 エジプトへの逃亡┴4 ヨルダン川の流れ┴ノート┴Ⅵ イエスの運動┴1 荒野の誘惑┴2 ガリラヤ湖の岸辺┴3 奇跡┴4 罪のゆるし┴ノート┴Ⅶ 十字架への道┴1 決意┴2 謀議┴3 別れ┴4 ペテロの慟哭┴5 ゴルゴダの丘┴ノート┴Ⅷ 終 章──復活の証人たち──┴1 イエスの復活┴2 五旬節の日に┴3 迫害┴4 ステパノの殉教┴5 パウロの回心┴6 「主よ、いずこへ」┴地図 旧約聖書時代の国々┴聖書歴史年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプーン
55
旧約・新約の内容をおおまかにまとめたもの。読み易いです。ひと際ドラマティックなのが、ペテロがキリストを裏切るシーン。ペテロが感じたであろう「自身への痛烈なる悔恨」は、人間が生まれ持った「主題」のような気がしてならない。2022/07/30
金吾
27
旧約、新約が上手くまとめられていて流れを整理するのに参考になる一冊です。2023/01/08
クナコ
9
初読。旧・新約聖書を物語式でわかりやすく。章の終わりごとにノートとして当時代の歴史背景や隣国との関係性なども説明されていて良かった。阿刀田高の「旧・新約聖書を知っていますか」に近い感覚。あれほど親しみやすくはないが、ざっとした流れを知るには良かった。亡国イスラエルの歴史が国としては意外なほど短い(3、4百年ほどで滅亡)のが印象的だった。本書後半は新約聖書の話に入り、キリストの物語に置き換わってしまうが、ユダヤ教の聖書(旧約聖書)としてはどのような物語の結びになっているのかが気になった。2023/12/21
Hiroshi
8
旧約聖書は天地創造とユダヤ人の歴史。新約聖書はイエスの生涯と復活の証人達の活動だ。有名な宗教画等が計32点掲載され、画家達が何を表現しようとしたのかが分かる。旧約聖書は創世記から始まる。原初の混沌から6日間で世界ができる。エデンの園も含めメソポタミアの思想らしい。アダムとエバはカインとアルベを産む。カインはアルベを殺し放浪者となる。カインは他の人に殺されるというが、未だ人は第2世代なのではと思う。増えた人は悪なので、神はノア一家をのみ救う。ノアの子孫のアブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフと続き、エジプトへ。2023/09/08
ブルーツ・リー
8
聖書のストーリーを、旧約の時代から、新約の時代に至るまで、長いスパンの物語を、200頁にまとめた感じの本。 そんな感じだから、かなり、「あらすじ」に近い感じにはなってしまっているけれど、それでも、重要な部分は抑えられてはいるのかな、と思いました。 元々が高校生辺りに向けて書かれた本なので、この本を取っ掛かりにして、新約、旧約聖書の本物に当たって行く形を取れるといいのかも知れません。 これもやはり、高校生辺りに、お勧め。 自分も旧約のソロモン王の後があやふやな部分があり、旧約聖書を読み込みたくなりました。2020/02/12
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