内容説明
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少年法について図解でわかりやすく解説した入門書です。2000(平成12)年から現在の2021(令和3)年までに5回も改正されている少年法について、少年犯罪の状況とともに、できるだけわかりやすく解説しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J D
37
「ななみの海」と同時進行で読んでいたので、子ども(少年)の健全育成には、やはり、大人あるいは社会の責任は大きいと考えた。今回の改正少年法が施行されて既に3ヶ月経過したが、起訴された特定少年の事件で実名報道されたりしていて、本当にこれで良いのかなと思っしまう。いづれにしてもこの本は、改正少年法を分かりやすく解説してありいい感じ。2022/07/17
kenitirokikuti
10
図書館にて。令和3年改正対応、と表紙にある。旧少年法(大正少年法)は検察官が先に(戦後は家裁に全件送致)、ほか不服申立権なし。戦後の新少年法は実務に合わせて改正されてきたが、この度の令和3年改正は、民法•選挙法との関係によるもの。少年法で慣用的に使われる年長少年(18•19才)が民法改正により親権から離脱したことによる。平成半ば頃、少年による凶悪犯罪が目立ったが、平成後期から少年犯罪は数も割合も大きく減ってるようだ▲児童福祉法では18才未満を児童と呼ぶ▲犯罪学の知見では、25才くらいまで更生余地あるそうな2022/06/02
正親町三条ペペ
2
仇討ち派の私としては、時にこのような俯瞰した法の具体的な内容と、その背後にある法体系の思想・哲理を解説した本を読むべきと認識されられた。筆者の語り口と表現、取り上げている材料が丁寧でわかりやすい。2022/06/05