内容説明
月刊『なごみ』2020年の連載を単行本化。
錦絵や見本帳、茶会記、手紙など、さまざまな歴史史料の中から和菓子にまつわる記録を紹介し、昔の人々が年中行事の中で和菓子をどのように楽しみ、大切にしてきたかをひもとく読み物です。
「金平糖をかたどった明治初期の看板」「江戸時代の人気菓子店を連ねた番付」「菓子を所望する文豪たちの手紙」など、貴重な史料の数々は当時の庶民の暮らしや時代ごとの流行、甘党たちの和菓子愛を伝えます。
カラーの史料もふんだんに取り上げ、和菓子の文化史を目で楽しめる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pitch
6
元虎屋の学芸員の方による和菓子のトリビア。「なごみ」の連載をまとめたもの。図版が多くてわかりやすい。読み終わったらちょっと賢くなった気になれる良書。浅田ビールが見つけられなかった。2022/05/12
Go Extreme
3
大小 井籠 看板 随筆『守貞謾稿』 番付 菓子製法書(版本) 菓子製法書(写本) 菓子見本帳 菓子袋 実物の菓子 手紙 茶会記と茶道具 甘味のはじまりって 羊羹の由来って 国産砂糖 和菓子という言葉 和菓子と洋菓子 餡 和菓子の匂い 上菓子 昔のパッケージ 乳製品を使った日本の菓子 御留菓子2022/07/05
skr-shower
2
他地区図書館本。学生の頃、下校時に時々寄っていた虎屋本店。季節の美しいお菓子が好きです。文献もカラーでうれしい。現物が残っているっていうのが凄すぎる。2022/06/23
いく
1
虎屋文庫に勤めていた方が著者。文章はやわらかだが、情報をあれこれ詰め込んでいるので、自分には少しハードルが高かった。さすが虎屋文庫。2024/10/27
みかりん
1
興味深く読んだ。四、『守貞謾稿』 九、菓子袋 十一、手紙 が面白かった。フジムラノヨウカンタノム2022/08/09
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