内容説明
全世界を覆う「温暖化対策」の妖怪に騙されるな!「脱炭素」なんて現実には不可能だ!このままではレアアース、太陽光発電と天然ガスの利権を握る中露の思うツボ!中露の魔の手から一刻も早く逃れるために日本はどうするべきか?篤学二人「渡邉哲也先生」と「杉山大志先生」が徹底的に語り尽くす!ウクライナは「脱炭素」の犠牲者だ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
40
今や世界は挙げて「脱炭素・脱地球温暖化」である。日本は世界の場で再三にわたって温室効果ガスの削減目標を公表し、官民挙げて目標に向かって邁進している。一方で、家庭の電気料金やガソリン代も高騰し、電力はブラックアウト(電力需給の不安定化による大規模停電)の可能性が増しつつある。本書によれば、中国では発電の主力は石炭火力であり、現在世界一の排出量を誇る!温室効果ガスが当面は増える一方であるという。欧米諸国や日本が、環境問題への対応や原子力への規制もあり、脱炭素への有効な手立てが打ち出せない中、中国だけが一人勝ち2022/05/02
kenitirokikuti
6
図書館にて。渡邉哲也と杉山大志の対談。杉山は産経新聞「正論」メンバー。その他、ICPPや産業構造審議会、NEDO技術委員などのメンバーも務める。2022年4月刊行なので、ロシアのウクライナ侵攻についても少し言及あり▲「再生可能エネルギー」というけれど、割合が多いのは水力で、伸びが期待できるのは太陽光or熱、(主に海上)風力。EUは風力の不安定さを補うため、水素で蓄電する構想をぶち上げている/ほか、国際取引を行う銀行や、莫大なマネーを運用するファンドらの思惑など/事は「環境」ではなく、「環境と開発」と。2023/08/02
ロバーツ
1
結局は日本のエネルギー問題。政治主導が必要なのはごもっとも。2022/08/04
サンゴ
1
原発再稼働して電力料金が下がれば家計に優しく製造業にもプラスになるのか、なるほど2022/04/12