ポプラ新書<br> いじめをやめられない大人たち

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ポプラ新書
いじめをやめられない大人たち

  • 著者名:木原克直【著】
  • 価格 ¥979(本体¥890)
  • ポプラ社(2022/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591169780

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内容説明

大人のいじめについて、被害者や加害者、傍観者を取材、ならびに専門家にも意見を聞いたNHKの担当デイレクターが、大人のいじめの実態を伝えるとともに、いじめにあった時にどうすればいいのかなどの対処法も取り上げる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

16
職場におけるいじめ・嫌がらせが年々増加している実態をもとに、大人のいじめについて考えていく内容。いじめとは曖昧な言葉で、犯罪とも違うし、厳密にはパワハラとも違う。しかし解決に向けては外部の力を借りないと難しい実態がある。解決後に自分がどうなっていたいかを考えた上で解決を目指すことが必要。2022/06/06

TAKA0726

13
大人のいじめとバワハラは、重なる部分と異なる部分があり境界も曖昧。いじめ相談が多いのは、責任の所在が分かりにくく職場に相談窓口のない学校と医療機関。被害者・加害者以外に傍観者がいることで、加害者は黙認されていると思いいじめの長期化・固定化になる。傍観者が解決に動くほどいじめの収束は早くなる。銀行は職場も服もみなキレイだが文化としては村社会、連帯責任を負わせることでお互いを監視している。職場の効率や個人の成果を重視し社会全体余裕がなくなってること、誰かがいじめられれば存在が他人の避雷針で集団が上手くまわる。2022/06/17

kanki

13
いじめ解決はどこ?処罰?慰謝料?労働局や労働審判、社労士と相談を。2022/05/31

メチコ

11
大人のいじめ問題。 実例をあげてそのきっかけや原因などを深掘りし、また法からの視点や海外における実情など、多角的にいじめ問題を検証している。 いじめとは何か?いじめの解決とは何を指すのか? 犯罪やハラスメントとの境界線が明確でなく難しい問題なのだなと再確認。 社会保険労務士いわく、いじめの相談の多い職種が「学校」と「医療機関」なんだそうで。 いじめが起こりやすい環境というのは「閉鎖的かつ狭い空間で上下関係がはっきりしている組織」と思っていたので、これには納得である。2022/09/15

singoito2

9
読友さんきっかけ。愚考するに、どんな社会にも「やられたらやりかえす、ただしほどほどに」というルールがあったけれど、80年代の荒れた中学校の時代を経て、子供達の管理と無力化が徹底された結果、抗弁の仕方すら忘れ去られた一方、ほどほどに歯止めをすることも出来なくなった・・・と言うことなんだと思いました。2023/09/22

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