ハルキ文庫<br> 奇蹟の馬 サイレンススズカ

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ハルキ文庫
奇蹟の馬 サイレンススズカ

  • 著者名:柴田哲孝【著者】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 角川春樹事務所(2022/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758444743

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内容説明

それはもはやレースではなく、サイレンススズカという馬ただ一頭のパフォーマンスのためにショーアップされた舞台のようなものだった――(「奇蹟の馬 サイレンススズカ」より)。常に美と速く走ることだけを追求し、進化を強制された芸術、サラブレッド。人間が作り出した競馬という舞台で輝いた名馬たちの物語を鮮烈に描いた感動ドキュメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

139
サイレンススズカの物語だと思ったら、サイレンススズカを筆頭にした名馬達の物語だった。登場する馬が渋い。ツインターボ、メジロパーマーと言った逃げ馬やユキノビジ(し、渋い)ナイスネイチャ(いぶし銀だよね)等。そして、柴田さんは思い入れが強いのか『伝説の名馬 ライスシャワー物語』に続き、またしてもライスシャワーを登場させてきたよ。人に歴史ありとは言うけれど、馬にも歴史ありだね。しっかり優駿たちの蹄跡を堪能できました。ただ、人名のふりがな間違い、誤字と思われるのが、すごく気になって、それがすごく残念だった。2022/04/23

papako

34
思っていた馬本とは違った。男性の文章だなーという感想。馬には興味があるけど、競馬は知らないので、ほとんど知らない馬達のお話でした。ただ、競馬で走る馬達が、人に言われたから走っているのではないのだなぁと思いました。サラブレッドという生き物の闘争本能を人が上手くコントロールして戦っているんですね。経済動物である馬。毎年多くの競走馬が産まれている。その行く末に想いを馳せたい。2025/11/19

緋莢

18
『伝説の名馬 ライスシャワー物語』とは違い、10頭の馬について書かれたものが収録されており、過去に出た五冊の本から抜粋、加筆したものを1冊にしたようです。タイトルにもなっているサイレンススズカ、そして、ツインターボの文章が特に印象深かったです(アニメのウマ娘で、印象深かったキャラクターだったからでしょう)サイレンススズカは、騎手が2人変わり、最終的に武豊となった流れ、小倉大賞典、金鯱賞での圧倒的な走りの描写に驚きました(続く2023/01/09

Tomomi Yazaki

16
サイレンススズカ。爽やかな風のような馬名。逃げて差す。常に全速力の競走馬。私の中の伝説の馬。そしてツインターボ。強いときは手が付けられず、負けるときは最下位。それはサラブレッドの血がそうさせていた。雪国から来た、ユキノビジン。現代のジャンヌダルク、ウォッカ。最強ステイヤー、ライスシャワーなどなど、読みだしたら目が離せない。最後は言わずと知れた、サンデーサイレンス。彼の死の隠された真相と謎。いずれにしても、それぞれの短編に込められた著者の熱い想いを垣間見ることができて、嬉しい気持ちでいっぱいです。2022/05/05

しげき

12
題名のサイレンススズカ以外にも名馬関する逸話が満載の一冊。表現が若干誇張してる感じはありますが··最後のサンデーサイレンスの死ぬ間際のエピソードは鬼気迫るものがありました。2022/08/16

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