新潮新書<br> 不倫と正義(新潮新書)

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新潮新書
不倫と正義(新潮新書)

  • 著者名:中野信子【著】/三浦瑠麗【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 新潮社(2022/04発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106109492

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内容説明

世に不倫は数多い。2020年のある調査によれば、恋人や結婚相手以外の人とセックスをしている性交経験者の割合は男性が4割強、女性が3割強。とりわけ「働く既婚女性」の不倫が増加中だ。ではなぜ有名人の不倫ばかりがバッシングされるのか。「愛のある」不倫も許されないのか。そもそも結婚制度とは、人間の本能とは――。脳科学者と国際政治学者、異分野の知性が語り尽くす男と女、メディア、国家、結婚の真実。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

64
人間の行動に関する多くの著書を出している脳科学者の中野信子と、歯に衣着せぬ発言で異彩を放つ国際政治学者の三浦瑠璃による不倫をテーマにした対談。著書「不倫」で、人間の脳の仕組みは、一夫一婦制に向いていないため、不倫はなくならないと喝破した中野さんと、不倫は違法行為ではなく、否定はしない(と言って、肯定している訳でもない)という意見を持つ三浦さんの対談は、なかなか興味深い。ときめく気持ちをもたらす脳内物質は、脳にとって毒のため(中毒状態なので)、タイマーで切れるようになっているという中野さんの説明に妙に納得。2022/12/03

ミライ

38
中野信子さんと三浦瑠麗さんの対談形式で不倫について語られた一冊。両者引き出しが多いのでとても面白い、中野さんは「不倫」に関して書かれた本を出しているだけあって、脳科学視点で不倫のメカニズムが語られていて勉強になった。昨今の芸能人が不倫したら、社会的に抹殺するまで叩かれる現象も冷静に語られていて、いろいろ容赦なくてよかった。「不倫なんて叩かれて当然」と思っている人にこそ読んでもらいたい作品。2022/04/24

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

35
すげー面白かった! とびきりリベラルで頭も良い女性2人が、ちゃんと主観も感情も出しつつ論理的に不倫を語る様と、逆説的に「結婚の良さ」も示してくれている点が素晴らしかった。 世間的には「なんて本だ!!」とまたバッシングされるんだろうけど、これはねー、リベラル寄り男性にはぶっ刺さると思う。2022/08/23

いちろく

30
中野信子氏と三浦瑠麗氏が不倫について語る談話形式の一冊。そんな考え方もあるのね!?という感覚で読了。例えば、自分が通う学校の先生が不倫をしたり、応援しているアイドルが不倫をしたら、社会的な信用の意味で苦言を呈したり、貢いできた時間やグッズの代金などもあり憤りを感じる人がいる気持ちは解らないでもない。私の場合、憤ることがあるなら自分が関係している事か?どうか?かな。余談ですが、両氏とも女性の方が~、という記述が少なくなくて、その点は意外だった。女性に対して、女性だから言えることは、現実問題あると思う。2022/07/22

読書は人生を明るく照らす灯り

27
📕読んだ理由📕三浦瑠璃さんと中野信子さんの対談に、凄い化学反応が産まれそうで楽しみだった。真面目に不倫に語る二人が面白い📙作中の刺さった言霊📙愛が終わらない保証はない📘読んだ感想📘お二人共不倫に対して肯定的で、肯定する理由を脳科学や遺伝子、歴史や文化で語り合うのが面白かった。不倫や浮気の影響で、恋愛カースト下位の人間は恋愛出来ない仕組みを、一夫一妻制で調整している文化や制度説明が面白い📗読んだ後の行動📗節度ある不倫は肯定的でいたい2022/09/12

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