日本経済新聞出版<br> 日本経済 成長志向の誤謬

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日本経済新聞出版
日本経済 成長志向の誤謬

  • 著者名:神津多可思【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2022/04発売)
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  • ISBN:9784296113088

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内容説明

「2%インフレと2%の実質成長」。2013年に黒田氏が日銀の総裁に就いてからずっと追い求めてきた政策だが、ここまでほとんど成果があがっていないのが実情だ。90年代後半から2000年代にかけてデフレ下にあった日本において、成長できないのはインフレ率が低いからだという論が高まった上での政策だが、ここまで成果がないということは、何かが欠けていたと言わざるを得ない。本書ではそれを様々なデータから検証し、今後はどのようなマクロ政策を目指していくべきかを提言する。
日本は「総需要の刺激」を中心としたケインズ型のマクロ政策を伝統的に行ってきたが、構造改革への取り組みが不十分だったことで、既存の雇用に固執。米国ではインターネット革命が、その後のGAFAを生み出したが、日本では「低失業率」にこだわったことで世界的競争力のないゾンビ企業の存続も許すことになった。早いうちから、マクロデータの影に潜むミクロデータに注目し、そこに集中して投資をすべきだった。
短期的には実現不可能な2%インフレ、2%の実質成長を目指して総需要刺激を繰り返すだけでは、なかなか将来に向かって挑戦できる状況にならない。供給サイドの変化を促し、スピード感をもって対処していくことがなによりも必要である。

目次

第1章 日本の「デフレ」
第2章 日本のこれまでのマクロ安定化政策
第3章 マクロ安定化政策の工夫の余地
第4章 これからも構造変化を促す7つの力
第5章 マクロ安定化政策をどう変えるか (1)金融政策
第6章 マクロ安定化政策をどう変えるか (2)財政政策・産業政策
第7章 令和のマクロ安定化政策

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2025/01/10

Terry K

1
総需要を換気するマクロ経済政策のダメさ加減がわかるのと同時に、超低金利政策の弊害として潜在成長率の低下をも惹起せしめ、また日銀の大量ETF購入がコーポレートガバナンスを歪ませる、という指摘に、このままの状態が長くは続かないよなあと不安を募らせる書。2022/09/20

ミガーいち

1
バブル崩壊後の日本経済の状況について、よくわかった。星42022/07/21

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