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内容説明
【野球通になるために必読の一冊】
どちらかといえば「打力が最重要で、守備はそこそこ」という外野のイメージに、阪神タイガース不動のセンターが異を唱える!
・ピッチャーの球種で守る位置を決める
・バックホームで刺すよりも「ランナーが走りたがらない」守備が理想
・球場によって外野の守備は変わる
……など、ゴールデングラブ賞6度受賞の実績がある著者が、盗塁以上にこだわった「プロの外野守備」を徹底解説。
読めば野球観戦が「53倍」面白くなります!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みこ
26
俊足を生かした幅広い守備範囲が売りの名センターと思いきや実は見えないところでかなり色々と研究・研鑚を重ねていたことが分かる一冊。投手の配給を読み、打者の調子や狙いを読むことで打球の行方を予測しポジショニングを取る。内野間でボールをやり取りしている間も送球ミスに備えてカバーリングをする。テレビ中継では見られない外野手の動きに今後も注目したいのだが、大手を振って球場に足を運べる日はいつになったらやってくるのやら。2022/05/11
katoyann
17
元阪神タイガースの選手によるセンターという野球の守備の技術に関する論考。プロ野球開幕に合わせ、今年は頻繁に観戦する予定なので、興味をもって読んだ。野球選手の本を読んで思うことは、動作に関する説明は難しいのかなってことだが、多分それは私が野球やってないからだろう。私はこれから神宮球場に行く。センターの動きを一つ注目して見ていこうと思う。2023/03/31
マッちゃま
16
元 阪神の快速堅守で名を売った名外野手 赤星氏が語る中堅手(センター)論。僕は子供の頃から珍プレーより好プレーの映像が大好きでした。なぜ取れるんだ?なぜ其処に守ってたんだ?素晴らしい好返球に好判断、これぞプロ、僕には出来ない、そんなプレイは素直に感動するしかないワケなのです。中堅手はこう考えて、こう準備して、こう動いた…語ってくれます。文体はまさに良くも悪くも赤星節全開の、良く言えば忖度のない語り口(苦笑)ゆえに御本人様の言葉だとなんとなく実感できました。今、外野を守ってる若い子に読んでほしい内容ですね。2022/08/14
ぴんく
9
読みやすーい!あっという間に読めすぎて、赤星少年のセンター日記かと勘違いするほどwwwや、嫌味で言ってるんでないよ、それくらいとっつきやすいと。当たり前だけど、プロの悩み。凡人にはすぐには理解できないもの。だけど、こういうことを極められる人こそがたどり着ける境地なんだろうなって思った。超、個人的に唯一無二のセンターと思ってる福本豊サンがさらっと触れられただけで終了だったのが、ほんの少しだけ寂しかったのよ(笑)2022/10/11
Urmnaf
9
阪神の名センター、赤星憲広が語る外野守備。「センター赤星」のイメージが強すぎて、内野をやってた印象は薄いが、内野出身者ならではの守備への視点はなるほどと思わせるものばかり。少年野球や草野球では、上手な順に投手→内野→外野だろうから、外野守備は軽んじられがちだけど、本当に上手いプロの外野守備は惚れ惚れする。それを取るか~って。でも、ポジショニングや一歩目の反応で、何気なく取るのが本当のプロ。最近はそのあたりの評価もセイバーメトリクスで見えるようになってきた。GG賞は昔ながらのイメージ先行だけどね。2022/08/03