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内容説明
常勝チームになるための「スワローズ・ウェイ」とは何か? 「育てながら勝つ」チームマネジメント、「絶対大丈夫」に代表される言葉力――2年連続最下位からのペナント制覇と日本一達成の裏側を克明に記す。大好評『二軍監督の仕事 育てるためなら負けてもいい』の続編、ついに刊行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
125
管理職となるとサラリーマンとはいえ、アスリートではないにしろ、こういう書籍が改めて為になるなと感じます。野球選手同様にサラリーマンの世界にも様々なタイプがいるので、多種多様な個性をいかし、尊重したうえで組織(チーム)を強く(デキる)していきたいなと考えてます。仕事のデキる、デキないは勿論大切な要素ではあると認識していますが、他にもやはり相性というのも大切かなと。現役時代のなかなかユニークなキャラだった著者をよくテレビ等でみていただけに、まさか監督としてここまで結果を見事に残すとは、本当に天晴れでした。2023/04/03
Y2K☮
37
天然と緻密、情とビッグデータ、精神性と合理性の双極主義。まさに野村ID野球を発展させた正当な継承者だ。昨年話題になった「絶対大丈夫」「何かあったら僕が出ていく」は試合に勝つためだけの美辞麗句ではない。阪神ベンチと村上の一件でもこの人は選手を守るために声を発し、前へ出た。日本S初戦で打たれたマクガフへの一言にも痺れた。言行一致。あまり取り上げられない村上の出塁率、青木の人間性、中村の適応力、そして山田の守備力をちゃんと見て評価しているのもいい。著者の本を読むたびに昔好きだったスワローズをまた応援したくなる。2022/04/26
ま
36
選手時代から野村監督の薫陶を受けて思考のアップデートを続けてきたのだなというのがよくわかる。メジャー挑戦前に、向こうの選手だけでなく投手ローテーションの回し方など、選手としてはあまり関わりなさそうに思える所もチェックしていたのが何気にすごい。選手に向ける言葉もきちんと選んでいる。いい言葉だと思った「絶対大丈夫」の誕生秘話も掲載。おっとここで高津監督が理想の上司ランキング二位に躍り出ました。2022/10/13
おいしゃん
31
スワローズに多少縁がある、という程度の自分でも、監督から見た優勝できるチーム作りや試合作りがわかって興味深かった。毎試合見るようなファンであれば、たまらない内容かと。2022/12/19
kawa
30
5月の締めはちょっと脱力、野球モノ。とは言え、内容はドラマ連続の興味深さ、脱力否、ガッツ・ポーズ本。最下位から一躍日本一(2021年)の高津・スワローズの軌跡を語る。「絶対大丈夫」「全力プレー」「マインド・セットを変える」から、松井との勝負は「3-0から」「プロのストライクゾーンは9分割ではなく81分割」等々、プロ野球中継を全く見ない読み手さえも魅了する面白さ。こんなスペシャルな解説を聞きながら観戦できたら幸せ。でも、そうなったら読書時間が削られてしまうし…悩むな。「二軍監督の仕事」も読了済み。2022/05/31