内容説明
材料開発にAIを使う「マテリアルズ・インフォマティクス」。最近では、物質の組み合わせだけでなく、作り方や評価、理論についても機械学習を利用している。材料開発に携わる人の機械学習超入門。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テイネハイランド
8
図書館本。機械学習を用いた材料開発について解説した本です。この本は前に出た本の続巻になります。最近の機械学習系の技術の進化は素晴らしく、いままでは地道に人の手で行われてきた材料開発の分野もアプローチの仕方が変わってきているんだなというのが素人目にもわかっただけでもこの本を読む意義はあったように思います。量子アニーリングに関するコラムでは、世の中の問題を積極的に組み合わせ最適化問題(量子アニーリングマシンの得意分野)に落とし込んで問題を解くというアプローチになるのではと予想されています。2023/02/26
toji
3
前作から数年経っていることもあり、手法や事例がアップデートされている。参考文献の掲載数も多いので、そこから深掘りすることもできるようになっている。コードがないので実践向きではないが、あくまで全体像を掴むにはやはり良い本だと思う。2024/01/24
Ancacorita.
0
MI使えばこんなことができるんだ!と感動せずにはいられない。化学屋に馴染みやすい実例に基づいて平易な言葉で説明しているため、すらすらと読むことができた。詳しい実装方法は参考文献に譲っており、ここでは材料探索やプロセス最適化などにおける大まかな流れを説明している。これなら実務に応用できそう!という事例がいくつかあったので勉強しつつトライしてみたい。時間が欲しい、、、2023/07/17
tsk
0
すごく良い。概論レベルを超えて、どうすれば良いかがかなり具体的。 2022/06/05