ディスカヴァーebook選書<br> 麦畑になれなかった屋根たち

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ディスカヴァーebook選書
麦畑になれなかった屋根たち

  • ISBN:9784862611079

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内容説明

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1000人ものペンキ屋さんが1日で広い工場の屋根を「麦畑」にぬりかえた。空襲をうけないために。しかし…
(※本書は2014/12/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

49
娘と図書館に行って絵本コーナーで読む。幼稚園児向きじゃないよなと思い読む。なんか戦争の時のアホさ加減がよくわかるけど、当事者になればそんなことでもやるんだろうなと。2015/10/26

かおりんご

39
絵本。戦時中、中島工場に勤務していた人の体験談を元に書かれた話。日本の空爆対策が、ほんとあきれるほどショボい。それじゃ負けるわけだよ。読んでいて切なくなりました。2016/02/12

♪みどりpiyopiyo♪

36
1000人ものペンキ屋さんが1日で広い工場の屋根を「麦畑」にぬりかえた。でも… ■図書館の特集棚で、書名に惹かれて手に取りました。東京の吉祥寺(三鷹)にある武蔵野中央公園の場所には、戦時中は飛行機の大きな工場がありました。そこに勤務していた人の体験談を元に書かれた話です。■彼我の力の差を知る由も無い庶民が、国の命令一つで 無駄な労役に供せられる。滑稽なくらい虚しい歴史です。主人公と同世代の10代の子たちに、そして大人にも読んでほしい物語です。(1995年)(→続2019/08/27

ヒラP@ehon.gohon

21
多くの戦闘機を作っていた工場を空襲から守るために、屋根をペンキで塗って麦畑のように偽装したということですが、その努力はアメリカ軍には全く意味を持ちませんでした。 そんな滑稽さの下で多くの犠牲者が出たことを笑えません。 それだけ日本とアメリカの力の差が歴然としていたのです。 事実をもとに書かれたお話ですが、こんなところからも戦争の悲惨を感じます。2019/11/29

とよぽん

20
中島飛行機武蔵工場のことだった。タイトルからは分からなかった。作者は、戦争体験を語る人の話をもとにこの物語を書いたそうだ。今後も、体験を聞いて後世に伝えるべく制作された絵本が次々と生まれると思う。2019/12/02

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