ディスカヴァーebook選書<br> 深夜の人・結婚者の手記

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ディスカヴァーebook選書
深夜の人・結婚者の手記

  • ISBN:9784062901505

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内容説明

生涯で膨大な作品を残した室生犀星。大正から昭和初期にかけての著作の中から、結婚や家族を対象したもの、芥川龍之介を中心とした交遊関係に言及したもの、関東大震災を経験し生と死について触れたものを各章に分けて編纂。小説、詩歌のみならず、日記や書簡からも犀星の文学に対する姿勢や精神を読み解く作品集。
(※本書は2012/2/11に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ・ラメーテ

31
短編小説と、詩、随筆、日記、手紙、友人だった芥川龍之介についての思い出などについて随筆がまとめられた一冊。『結婚者の手記』の妻が家に来るまでの初々しいよろこびと不安が何とも可愛らしいのに、結婚したら、不安と嫉妬が表面化……。不器用な男。『深夜の人』の幻想的なムード、芥川らしき死んだ小説家が登場する。2016/05/27

あや

18
短編小説と詩とエッセイと日記。日記は断片的だけれど、関東大震災の記述が貴重だと思う。お嬢さんの朝子さんがお生まれになったのは震災前日の8月31日であった。数日後に堀辰雄が訪ねてきて堀辰雄は母上を亡くされたという。また日記にもエッセイにも芥川龍之介の記述がたびたびあり。年譜と解説もついている。犀星は明治22年の生まれ。幼少期が複雑な環境であったことは別のエッセイで読んだ。2026/05/09

10
★★★★★(父の死後、愛の詩集の自費出版、結婚、自己の確認、新たな出発。詩作では食えず、経済的に決して豊かではない犀星にとって、父の死(遺産)が明らかに再出発の転機となっている。結婚当初の妻との生活での戸惑い。不器用さ。しかし妻への愛の深さが感ぜられる。芥川龍之介。この人の存在と死は、犀星のみならず、当時の文学界・文士に与えた影響は計り知れない。僕の将来に対する唯ぼんやりした不安(芥川)。犀星の「僕の文芸的危期」が胸を突く。~自分は自分自身に役立たせるために此の友の死をも摂取せねばならぬ。) 2012/06/08

コホン

2
「結婚者の手記」が印象的。なんで、そこまで冷たいの?と思うのだけれど、あれが、いわゆる嫉妬からくるものだとしたら、哀れだ、と見方も変わる。だけど、奥さんがかわいそう、と思ってしまう。2014/07/08

ヒラオカキミ茸

2
犀星と芥川の子どもが手を繋いで通園してたなんて、豪華すぎる。「ふるさと」を「あたたかき夕餉の国」って表現する言葉のセンスに脱帽。2012/04/23

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