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内容説明
ひとりで暮らすおじいちゃんのところへ、水上バスに乗り、はじめてひとりで出かけ、お泊まりした孫のゆうた。おじいちゃんの飼っている猫を紹介され、夕飯を食べ、お祭りにいき、おじいちゃんとすごすうちに、これまで知らなかったおじいちゃんの素顔や、いまはもう亡くなっていないおばあちゃんとの思い出、なぜゆうたのうちで一緒に暮らさないのかなどを知ることになり、おじいちゃんがますます好きになります。帰り道に「おじいちゃんのかたみだよ」と双眼鏡をもらい別れますが、その二日後に病院から「おじいちゃんがたおれた」と連絡が入ります。急いでゆうたはかけつけますが……。おじいちゃんが亡くなったと知ったあとも、自分の近くにおじいちゃんがいるように感じたゆうたは、おじいちゃんに「さよなら」はいわず、その代わりに、「猫のふくのことは、心配しないで」というのでした。祖父と孫の心の交流を描いた、あたたかく力強い絵が魅力の絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵具巻
5
文京区立根津図書館で借りました。2016/05/16
くろばーちゃん
3
子どもにとって、身内の死を乗り越えるのは大変なことだ。そんな子どもたちに寄り添ってくれそうな本。2023/05/10
hautan
3
図書館本。表紙のネコに惹かれて読んでみましたが、おじいちゃんと男の子のお話でした(=^・^=)身近な人が亡くなった時、子供はどういう感情を持つのかと考えさせられたり、割とリアルな絵もあってビックリ(笑)★42016/04/25
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
3
祖父と孫が一日水入らずで過ごし、それから間もなく祖父は帰らぬ人となる。大切な時間を共有した思い出は何よりの宝ものになった。2013/11/02
Ryo
2
図書館。まるで死期を悟っていたかのようなおじいちゃんの行動に少し違和感を感じる部分もあるけど、男の子の中に遺された物はすごく大きいんじゃないかと思った。しんみりとする絵本だけど良書だった。2017/01/08