祥伝社文庫<br> 一の悲劇 【新装版】

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祥伝社文庫
一の悲劇 【新装版】

  • 著者名:法月綸太郎
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 祥伝社(2022/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396348021

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内容説明

ラストまで一気読み!
間違い誘拐の真相は? あなたはきっと騙される――
二転三転する事件の裏に隠された、瞠目のトリック。
誘拐ミステリ史上屈指の傑作!

「あなたが茂を殺したのよ」泣き叫ぶ冨沢路子の言葉に、山倉史朗は絶句した――。
犯人は山倉の息子と間違えて、同級生で路子の息子である茂を誘拐した。厳戒下、山倉は身代金授受に失敗、少年は骸となって発見されたのだ。
誰が、なぜこの凶行を? やがて浮上した容疑者には、作家探偵法月綸太郎と一緒にいた、というアリバイがあった……。
[韓国版連続ドラマ 『ザ・ロード:1の悲劇』原作]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

58
電子書籍にて読了(国内ドラマは視聴)。葛藤と罪悪感(自分を攻めることで救われたい感もあるが)が良く描かれてる分あの情報早めに明らかになった時点で・・・これってあれなんじゃって疑うのは仕方ないとして、精神ダメージが酷いし、もうただ被害になった子供達が悲惨過ぎる・・・。しかし、そのカンヌキの密室の使い方はやっぱり特異だと思う。もはやすべての根源を含めて悲劇でしかない・・・。2024/06/01

かすみ

10
誰が犯人か、ドキドキしながら読みました。一気読みです!2025/06/21

コチ吉

7
再読だが、いつもながらにワクワクしながら読了。綸太郎が所々、要所を締める登場の仕方で、真相の行方に固唾を飲む、誘拐物は難しいと言われるが、人物の相関関係やストーリーの展開が巧みに真相を覆い隠している。やはり既読の「二の悲劇」も読まねば。2025/06/22

花嵐

7
★★★★☆ 法月綸太郎シリーズ長編。間違い誘拐を発端として主人公の過去が複雑に絡まり合い事件は錯綜していく。今作では探偵役の法月綸太郎が語り部ではなく、あくまで主人公山倉史朗の視点で話が進んでいく。「頼子のために」の次の作品であるからかそれと似たところはあるのだが、結末はある意味では少し似ていて、またある意味では全く似ていない終幕を迎えた。主人公の過去の過ちは決して許されるものではないだろうが、それでもこんな終わり方にはなってほしくなかった。2022/05/31

テンリュウ

4
素直に面白かった。パソコンもケータイもない(自動車電話はある)時代のミステリ作品。著者の初期の作品だけあって新鮮さがあり、退屈しない展開で話が進み、その話が二転三転して我々読者が「えっ」となる。「一」の部分の謎ときはいささか無理があるような気もするが、さて「二」の悲劇はいかがなものか、楽しみでもある。2022/07/23

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