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内容説明
今後20年で日本の人口が20%減少する予測から、私たちに残されている時間はもうそれほど多くはありません。
徹底的なデジタル化によって経営をスピーディに変革し、垣根を跳び越えたまったく異なる業界・業種への進出や、形態の異なる企業に変容していく必要があります。
例えば、自動運転車両にコンビニ店舗を載せて、必要とされる場所へ自動的に走って行くサービスが生まれるとすれば……
はたしてこれは、自動車会社のサービスでしょうか?
それとも、コンビニ業界のサービスでしょうか?
あるいは、自動運転車両が昼はコンビニ、夜は立ち飲み屋を実現するサービス。
これは何業で、誰が行なうビジネスなのでしょうか?
本書では、このように既存の発想の枠を飛び越えるための経営とビジネスの方法を、豊富なDXの事例と共に解説します。
<h4>「唯一生き残るのは、変化に適応して変化するものである」</h4>チャールズ・ダーウィン「種の起源」より
【目次】
第1章 爆発的な成長を生み出す革命的なビジネスとDXの本質
第2章 今後20年のトレンドを読む上での大前提
第3章 「魔のデッドロック」を乗り越えるDX推進のアプローチ
第4章 「境目」を「データ」でつないで「全体最適」を実現する方法
第5章 DXの影の王「データ」が切り拓く新しいビジネスの世界
第6章 業界を問わないデジタルな新規事業の事例
第7章 DXからCX、そしてSXへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
40
スマートフォンを活用した新たなワークスタイル、クラウドを利用するビジネスモデル、それらをミックスしたモバイルクラウドの提唱、モバイルクラウドの延長としてのM2Mのビジネス、M2Mの発展系としてのIoTビジネス、IoTの延長としてのデジタルツインの実現、貯まったデータを活用したプラットフォームビジネス。つまり、デジタルトランスフォーメーションと言われるまでもなく、昔からデジタルの活用を通じた新たなビジネスモデルやライフスタイルの実現を模索してきた。2022/08/08
Tαkαo Sαito
23
自分が勤めてる会社がまさに企業のIT、DX推進を進めるプラットフォーマーなので、勉強用として読了。改めてDXの基礎から振り返り、インプットするにはちょうど良い本。じゃっかん枕詞が多く、要点が掴みづらい。日本の企業には果たして変われるのか。日本人の性質上、現状から大きく変わっていくことは難しいだろうなと思う。本気で将来、生き残っていきたい企業だけがDXに本気で取り組み、変化のための努力をしていけるのだろうな。2022/12/03
らる
6
DXの本質は、起業・ビジネスを外圧や変化に耐えられるように柔軟に変化させることであり、「デジタル」はその手段に過ぎない/デジタルツインとは、現場空間の様々な事象、状態、環境をデータで捉え、デジタル空間上に同一条件の環境を構築すること。PDCAをデジタル側に拡張して進化させるための方法論/今後20年のトレンドを読むうえでの観点「現実世界の仮想化」「仮想世界のリアル化」「業界の境目が無くなる」「リモート化が進行する」「SDGsとESG経営」/2022/07/05
人生ゴルディアス
5
三年以内に売り上げを10倍にするとか、五年後に中核社員が半分いなくなるみたいな状況に対して、現状のカイゼンではどうにもならないのが目に見えている。そこで根底からの変革が必要になるが、その手段の一つとしてDXがある、という感じ。日本企業はデジタル化をコストダウンの方法としか考えられないITチンパンジーである、という指摘がたくさんあるが、本書のようにDXの先に新規事業まで見据えた考え方はもっと広まるべきと強く感じた。DXを進めるうえでの部署間の争いなど、導入を妨げる要素の解説もよき。目に浮かぶ。2023/07/26
higassi
5
★★★☆☆ サブタイトルの中の「経営の思考法」という言葉の通り、そもそもの経営のあり方や単なるデジタル化との違い等、具体例を挙げながら分かりやすく説明されていて理解が深まりました。DXの基本書としてオススメ。2023/06/15