内容説明
組織で働く人には必ずおとずれる「定年」。だが、超高齢化社会を迎え、「一億総活躍社会」が標榜される現在、その制度が揺らぎ始めている。定年後の働き方、シニアの起業など、生涯現役を促す本が数多く出版され、ベストセラーとなったものもある。人はいつまで働けばいいのか? みんなそんなにずっと働き続けたいのか? リタイアした人は誰もが趣味や生きがいのある充実した生活を本当に送っているのだろうか? 独特の視点で日常や常識に新たな光をあてるノンフィクション作家が、定年後の人生を歩んでいる人々に取材、したリアルな「定年本」が登場! withコロナ社会で変化を余儀なくされる「定年のあり方」にも迫ります!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
源
26
今あいつ何してる?ってTV番組があって私はよく観る。芸能人の学生時代の同級生が社会人となってどんな活躍をしているか、取材Vが気になるのだ。この本は定年バージョン。この本を手に取るのに抵抗があったのは最初だけ。筆者の導入が上手くてネガティブな気持ちは消えて無くなった。定年に大事なのはきょういくときょうよう 2018.3.182021/04/04
多喜夢
10
定年指南本ではなく、定年を迎えた人への取材をまとめたもの。結論は「人それぞれ」。国が定年制延長と叫んでいる現在、てっきり定年って法律で定められているものだとばかり思っていた。2021/02/11
makoto018
9
仕事での必要もあって読んでみた。どう過ごすのが幸せかは人それぞれ。スケジュールを埋めたくなったり、図書館なりどこかに通ったりというのはなんだかな。結局、能動的に掴みにいってる人の方が楽しそうで、この辺にヒントがありそう。2023/09/26
まるまり亀
6
退職が60歳の公務員の私は早期退職であと10日で40年の公務員生活にピリオド。 店頭で見かけた1冊です。 切り口が他の退職の本とは異にして 「定年後は趣味なくしてはダメ」「ボケ早まりに注意」「収入は大丈夫かな?」等々の模範提示じゃない。 多数の実例を挙げて、こんなんでもいいのかな?的なものもあった。 要は人それぞれの出発点でした。 きょういく・きょうよう・・なるほどねえ(#^^#)2021/03/20
くらーく
5
著者も定年の年齢を迎えるにあたって、多くの人に話をきいているんだねえ。今年で還暦だものなあ。で、あとがきを見ると、最後に新たなスタートと考えるしかありません、だって。自由業には定年が無いしね。 こちとらサラリーマンなんで、否応なく60才でピリオドが打たれる。さて、どうしたものかねえ。イキイキしなくちゃダメですか?って表紙にあるけど、本に載る人はイキイキとしているよねえ。そうじゃ無きゃ、本に載せられないよな。 部分的には共感できるけどね。働くのが嫌だった人とか、人付き合いが嫌とか。まあ、ケセラセラだわなあ。2021/02/17