文春文庫<br> 火の航跡

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文春文庫
火の航跡

  • 著者名:平岩弓枝【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 文藝春秋(2022/04発売)
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  • ISBN:9784167918613

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内容説明

名手・平岩弓枝による長編ミステリー小説。六本木に事務所を持つ有名カメラマン・城重文夫がある日突然姿を消した。呆然とする新婚の妻・久仁子は、知人の協力を得て夫の行き先を探し始めたところ、夫が向かったと思われるギリシアで事務所で働いていた女性が遺体で見つかる。彼女と夫の間には恋愛関係があったのか? 彼女を殺したのは夫なのか? そして久仁子は、有田焼の里で窯業を営む夫の実家を訪ねたことで、いままで知らされてなかった夫の家族の陰の歴史に向き合うことになる。東京、佐賀、ギリシア、マイセン、メキシコと夫の影を追い続けた久仁子が探し出した驚愕の真実とは? 細やかな心理描写と巧みな構成で読む人をうならせる著者円熟期のサスペンスロマン。

※この電子書籍は1980年1月に刊行された文春文庫の新装版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かすみ

8
人間ドラマかと思ってましたが、意外にもサスペンスでした。人間関係が複雑に絡み合いながらも、一人の人間を追う様子にドキドキしながら読みました。とても、面白いです!2023/08/19

くり

4
とにかく長かった。長かっただけに終焉の呆気なさが後を引きます。久仁子が不憫すぎるが残された久仁子はもう誰とも結婚しないような気がします。時代がだいぶ前なのでそれもなんだかしっくりこない一つでもある。2022/09/17

改造

2
ずーっとはらはらしながら読んだものの最後のオチは今一つ感…。でも読ませる文章はとても面白かったです!2023/04/14

てつこ

2
失踪した夫を世界中を追いかけて、有田焼やマイセンも絡めたサスペンスロマン作品… 初版1980年なのと、世界中を巡るハイソな新妻やその周りの人の心理描写は、ひと昔前のドラマを観てるよう(実際テレビ放送したようだ)でドキドキするのに大円団からの回収が弱く呆気に取られた(笑)しかも終始、周りを振り回して身勝手の極みのような夫に、ついでに読者も振り回され(笑)曖昧さ存分に残した苦味ある甘さの読了感でした! 2022/06/29

あざすたしあ

2
失踪した夫を探す若妻っていう「ゼロの焦点」っぽいミステリー。初版1978年、1クールのテレビドラマにもなってるらしい。40年以上前に書かれたので、当時は、日本のあちこちや海外にまで人探しの旅に行くというのはドラマティックでとてもドキドキしたんじゃないでしょうか。今読んでも面白いです。以下余談ですが40年以上前の小説なので、レストランでワインを飲んだ後平気で車で帰ったりキャラの喫煙シーンが多かったり、時代を感じます。それもまた古い小説を読む味わいということで。2022/04/11

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