これからの仕事になぜ哲学が必要なのか

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

これからの仕事になぜ哲学が必要なのか

  • 著者名:岡本裕一朗【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • アルク(2022/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784757439481

ファイル: /

内容説明

答えのない時代に先端企業が雇う「インハウスフィロソファー(社内哲学者)」
「哲学って、大学で学ぶものじゃないの?」
「仕事が忙しくて、哲学をやってるヒマなんてないよ!」

かつて、哲学は難しい言葉を使いながら、あれこれ議論するヒマ人の趣味のように考えられていました。そんなものが、どうして必要なのでしょうか?

ところが、最近は状況がすっかり変わっているのです。
世界的な先端企業が、「インハウスフィロソファー(社内哲学者)」を雇っているのは、今ではよく知られています。

現代は、「答えのない時代・VUCAの時代」と言われます。
社会そのものが今までのやり方ではうまくいかない、前提そのものが揺らぎ始める時代。
答えを出す以前に、問いそのものがあらかじめ決まっていないとしたら……。
こんな時代こそ、哲学が求められるのではないでしょうか。

人事、営業、マーケティング……、全部署必見!
企業の問題を、哲学を使って考えてみる ~「23の思考実験」から見えてくるもの~
本書は、広報部、企画開発部、営業部、人事部、システム部、経営者……、それぞれの立場に関わる問題を「23の思考実験」に落とし込み、企業が抱えがちな現代的な悩みに向き合います。
どこの章から読み始めても大丈夫!
絡み合った職場の課題を、哲学者はこうやって考えます。
ぜひ、哲学×ビジネスの世界へ足を踏み入れてみてください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

54
仕事に限らず、仕事も含めた日々の生活に、哲学は欠かせないと考えている、欠かせないどころか、ますます重要不可欠になってきている。先行きがますます不透明であるからこそ、考えること、それも自分の頭で・価値観で考えることが前提となると思う。それが、人が人たる所以であると思う。そんな時間を持つ意義は大きくて深い。2022/12/28

ひめぴょん

13
前提そのものをあらためて問い直す。哲学は一つの考え方に固執せず、さまざまな可能性を想定する。そんな哲学の手法で仕事の中の問題を思考する本。ベーシックインカムが導入されると働くモチベーションはもちつづけられるか。能力主義は間違えなのか。など、思考実験テーマも面白い。以下は文中引用。 「欲望」は基本的に一時的なもので、永続しない。 ハラスメントかどうかは、受け取る相手が判断すること。 「部下のためのパターナリズム」が「ハラスメント」と映る。 責任は、自ら引き受けるもので、他人から強制されるものではない。 どん2023/06/29

ひでき

8
ビジネス関連の問題について、哲学の知見から回答を得ようとする、というのが本書のテーマか。 あまり印象に残るようなフレーズはなかったが、既存の価値観にとらわれることなく自分の頭で物事を考えることの必要性や重要性について再認識することができた。2022/06/07

パキ

6
この本は普通のビジネス本のようにざっと読んでなにか新しい情報や知識を得る類のものではなく、少なくとも一章分の時間を確保してゆっくり読むのに向いている。 各章に何個か「思考実験」という問いが出るが、これもちゃんと自身で問いに対して自分の答えや考えを出してから進む、そうした読み方をすれば自分の中に何か深まった感覚が出てくる。良書だと思う。2022/09/24

ロドニー

3
テーマの設定は面白い。VUCA、マーケティング、ベーシックインカム、人材育成、コンプライアンス、ガバナンス、ワークスタイル、長寿化・サイボーグ化と、いずれも経営の場で議論されているテーマ。ただそれぞれのテーマに関連して哲学から読み解く時代背景や、将来への示唆があると、より面白いと思う。21世紀に入って何故コンプライアンスが重要になってきたか、金融危機、企業の不祥事といったイベントとは違う哲学的見地に基づいた仮説の説明があると面白いと思った。テーマ別に推奨される参考文献について深掘りの為に読んでみたい。2023/03/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19404678
  • ご注意事項