内容説明
天皇主導の時代から、貴族が主役の時代へ―。平安時代前期、充実した国政運営が進展する一方で、承和(じょうわ)の変をはじめとする謀反が頻発した。国家が発展して、なぜ政治的混乱が起こるのか。有能な官僚による「良吏(りょうり)政治」の下で変質する天皇のあり方や、貴族と天皇の君臣関係を読み解き、政治を動かす巨大なエネルギーの実態を浮き彫りにする注目の書。
目次
古代の政変・謀反・クーデター―プロローグ/良吏政治の展開(〈時代〉が変わる―ワンランク上の国家を目指して/官人たちが変わる―「良吏政治」のスタート/天皇が変わる―桓武天皇と平城天皇/嵯峨朝への政策継承/良吏政治の実践)/天皇大権のゆくえ(淳和朝・仁明朝の政治状況/承和の変/母と娘―橘嘉智子と正子内親王/文徳朝・清和朝の様相/応天門の変)/貴族の時代へ(源氏の左大臣と藤原氏の右大臣/清和天皇の悲嘆/藤原基経の国政運営/陽成天皇の廃位/阿衡の紛議/昌泰の変)/政治を動かす巨大なエネルギー―エピローグ
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