陸軍参謀 川上操六 - 日清戦争の作戦指導

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陸軍参謀 川上操六 - 日清戦争の作戦指導

  • 著者名:大澤博明
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 吉川弘文館(2022/03発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784642058803

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内容説明

薩摩出身の陸軍軍人で、大本営参謀として日清戦争を勝利へと導いた川上操六。山県有朋ら長州閥との対立に苦悩しながらの作戦指導、戦後の軍拡計画や、清との関係の再構築に尽力した姿から、その知られざる実像に鋭く迫り、昭和軍国主義の先駆者というこれまでの誤解を解く。また、清や朝鮮と比較しながら、日本の軍事的近代化の過程も振り返る。

目次

忘れられた陸軍軍人川上操六―プロローグ/明治陸軍の近代化と川上操六(次世代のリーダーとして認められるまで/軍事的近代化の日清比較/川上操六と参謀本部/日清戦争前の国防計画と対清政策)/日清開戦過程の虚像と実像(謀略家としての川上操六像/出兵過程の実像/政府主導という実態/日清共同朝鮮内政改革提案の行方/開戦と作戦)/川上操六と日清戦争(大本営兵站監としての川上操六/大本営陸軍上席参謀としての作戦指導/伊藤博文首相の戦争指導と川上操六)/東アジアにおける戦争観の相剋(戦争のルール/東学党と戦時国際法)/日清戦後経営(戦後軍拡/植民地統治体制)/朝鮮をめぐる日露関係(朝鮮内政改革/ロシアの日本軍評価と朝鮮政策)/戦後経営の調整(戦後日清提携論/参謀本部と日清提携策/参謀総長就任)/ 陸軍非主流派の始祖としての川上操六―エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ごいんきょ

13
川上操六の伝記というより、彼ヲ主人公に、陸軍の近代化、日清戦争・戦後軍拡や朝鮮・ロシア・清との関係など、明治中期の軍事史・外交史を描いたもの。 日清戦争の裏側が垣間見えます。2019/10/22

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