内容説明
中世人は、すべての人間が宿業を背負っていると考えていた。仏教の世界観である六道は、三善道(天・人・修羅)と三悪道(餓鬼・畜生・地獄)とに分かれ、罪業である殺生にも善悪の違いがある。六道の中でも三悪道について、前世・現世・来世の三世という概念や、因果応報の歴史から中世人の思考を紐解き、知られざる中世仏教史の世界へといざなう。
目次
六道の衆生―プロローグ/敵討ち(足利直義の現報/武士の殺生と堕地獄/『曾我物語』の敵討ちと因果応報)/地獄からの脱出(『今昔物語集』の地蔵説話/逆縁と結縁/閻魔庁での救済/蘇生と往生)/畜生道の衆生(愛欲と殺生/愛欲と畜生道/畜生道に堕ちた人々/畜生の殺生/畜生の敵討ち)/餓鬼の転生(『信貴山縁起絵巻』に描かれた信貴山/さまざまな餓鬼/『餓鬼草紙』に描かれた餓鬼の転生)/三悪道の衆生―エピローグ
-
- 電子書籍
- 一万倍の聖女が教える聖教育【分冊版】 …
-
- 電子書籍
- セコケチ義妹がすべてを失った話 分冊版…
-
- 電子書籍
- 王位継承者の俺は覚醒兆候ゼロの肉体を手…
-
- 電子書籍
- この愛が罪でも【分冊】 6巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- GOETHE[ゲーテ] 2018年10…



