経覚

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経覚

  • 著者名:酒井紀美
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 吉川弘文館(2022/03発売)
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  • ISBN:9784642052924

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内容説明

室町時代中期の僧侶。九条家に生まれ、若くして興福寺大乗院門跡(もんぜき)を嗣ぐ。醍醐寺三宝院の満済(まんさい)に政治姿勢を学びながら大和国支配に力を注ぐが、将軍足利義教(よしのり)によって追放される。復帰後は大和国内の武士たちの対立に積極的に加わり、波瀾の人生を送った。応仁の乱の戦況にも大きな関心をもち、日記『経覚私要鈔』に克明に記録したその生涯を描く。

目次

はしがき/父の遺誡と九条家での幼い日々(経覚の誕生と九条家の相続関係/九条家での幼い日々/兄満教が九条家を相続)/大和国支配と興福寺大乗院門跡(幕府と大和国との関係/京都の御成敗への配慮/三宝院満済との親交)/大和永享の乱(六代将軍足利義教のやり方/「大和永享の乱」が起こる/三宝院満済との連携/幕府軍が大挙して大和に入る)/満済の死と辺土への追放(将軍義教との間合いの取り方/満済の死と大和永享の乱の動き/上意に違背し追放される)/突然の復活、再度の没落(「嘉吉の乱」を契機に/大乗院門跡への復帰/龍田本宮への大行列/菊薗山城を自焼し、再び没落)以下細目略/安位寺から古市へ/縁につながる人びと/大乱前夜の動き/応仁の乱/戦乱の中での晩年と死/おわりに/大和国全体図と武士の分布/九条家系図/略年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

11
『大乗院寺社雑事記』と並び、室町期の政治・文化研究で不可欠の史料である『経覚私要鈔』の筆者経覚の評伝。政治過程と絡ませた経覚の行動を軸に、南都の社会のありやうや、大乗院、九条家などのそれぞれの権門のなかでの彼の事績をまとめる。経覚・尋尊の日記の記事を主にした著書のある筆者らしく、経覚を熟知した充実した評伝である。2021/10/21

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