武蔵の武士団 - その成立と故地を探る

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武蔵の武士団 - その成立と故地を探る

  • 著者名:安田元久
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 吉川弘文館(2022/03発売)
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  • ISBN:9784642071130

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内容説明

源頼朝による武家政権創設の鍵となったのが、武蔵武士の動向だった。彼らの支持を得て幕府の拠点を鎌倉に据え、その主力が平家を滅亡させた。畠山重忠、熊谷直実ら代表的な武士の実像を解明し、鎌倉幕府の原風景を探る。

目次

鎌倉幕府成立と武蔵武士(武蔵国―坂東諸国の要衝〈武蔵国の地理的環境/武蔵国の行政的位置〉/武士団の発生と勢力関係〈初期の開発領主―箕田氏と村岡氏/秩父一族の発展/中小武士団の展開〉/頼朝挙兵と武蔵武士〈石橋山の合戦/安房から武蔵へ〉)/秩父武士団の人々(畠山重忠とその一族〈畠山氏の成立と発展/畠山重能の立場/鎌倉御家人、畠山重忠/畠山氏の滅亡〉以下細目略/小山田有重の一門/河越重頼と江戸重長/豊島清光と葛西清重)/源家譜代の武士たち(足立遠元とその一族/大河戸氏と大河土御厨/比企藤四郎能員/熊谷二郎直実)/武蔵七党(武蔵の「党」的武士団/横山党/猪俣党/児玉党/野与党と村山党)/『武蔵の武士団』の核心とその影響力…伊藤一美

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

12
1984年刊行の本を吉川が改めて出した。この種廃刊書籍に再び陽の目を見せる出版活動は貴重だ。中世に華々しく登場した関東武士の家名は戦国期と江戸期を経て殆ど消えてしまう。特に東京都埼玉県等の武蔵国に発生した武士団は数こそ多いが、今日地名に数多く名を残すのみで近世初期には全て姿を消してしまう。本書は河越江戸豊島葛西足立比企熊谷等を苗字とするこれら武蔵野諸武士団の消長について、百科的に記述する。従って編年的通史的な理解は得られず、関東人以外の興味を引くことはなかろうが、該当者には大いに注目される文献である。2022/01/30

スプリント

7
鎌倉幕府の基盤となった武蔵の武士団について書かれています。豊島や河越、葛西など現在も地名に残る武家の成り立ちと頼朝政権との関わりを知ることができます。2020/06/28

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