女の答えはリングにある 女子プロレスラー10人に話を聞きに行って考えた「強さ」のこと

著者名：尾崎ムギ子【著】

イースト・プレス（2022/04発売）

• ISBN：9784781620701

内容説明

「強くなりたい――」
弱さをかかえながら、ぶつかり合い手をさしのべ合って、生きる女たち。
「ガールクラッシュ」な女子プロレスエッセイのゴングが鳴った！

西加奈子氏推薦。
「この荒野で戦い続けることを決めた彼女たちに、ありったけの拍手と祝福を送りたい」

「私なんて結婚してないしお金も稼げない、みじめな女」
廃業しかけたライターがまた書けるようになったのは、女子プロレスのお陰だった。等身大で戦う彼女達が私達に与える勇気とは？　強くなりたい女のためのプロレスエッセイ。

【インタビューした女子プロレスラーたち　※登場順】
白川未奈、中野たむ、岩谷麻優、林下詩美、ジュリア、朱里、長与千種、彩羽匠、DASH・チサコ、橋本千紘


【目次】
はじめに「本を1冊出せたら、死んだっていい」

■第一章　「女の幸せ」とプロレスと
・「女の花は短い」と言われるのがすごくイヤ――白川未奈（スターダム）
・これ、たぶん女の子だったらわかってくれるんだろうな――中野たむ（スターダム）
・自分が一番、最強ですね――岩谷麻優（スターダム）

■第二章　どんなときだって　ずっと二人で
・結果を残しても、「ビッグダディ三女」。本当のわたしを見てもらえない――林下詩美（スターダム）
・でも、「わたし、負けない人間じゃん」って強く思った――ジュリア（スターダム）
・だれよりも実力があるのは、わたし。認められない悔しさ――朱里（スターダム）

■第三章　ロード・トゥー・かつて女を魅了した女
・引き込みます。世界に引き込みます。――長与千種（マーベラス）
・あの時代に近づきたいという気持ちが強い――彩羽匠（マーベラス）

■第四章　仙台の強い女たち
・いま全力でいかないと、いつどうなるかわからない――DASH・チサコ（センダイガールズプロレスリング）
・一番大切なのは、素直になること――橋本千紘（センダイガールズプロレスリング）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[読書は人生を明るく照らす灯り]

📕読んだ理由📕プロレスが好きだから。女子プロレスラーの生き方や向き合い方を知りたかった 📘読んだ感想📘試合での見せ方だけでなく、選手のバックボーンを知る事で、各選手への感情移入ができた。 男子と違って、私が私が‼️というスタイルが女子プロレスの醍醐味なのかも。みんな応援したい！ 📗読んだ後の行動📗女子プロレスを見る！女子プロレスを現地観戦する

2023/05/02

[tetsubun1000mg]

現役を中心に元女子プロレスラーにインタビューした本。　ライターと編集者もかなり追い詰められた感のある往復書簡えを交えながら書いているのが伝わってくる。　女子プロレスラーとのインタビューではキャラクター設定や、素の性格によって様々なのだが男子プロレスに近い反応の仕方に感じた。　元引きこもりだったり、グラビアアイドルだったりと前歴は様々だが居場所が見つかって続けられたら良いのではないか。　男女どちらのプロレスも見ることは無いが昔とあまり変わってない印象を受けた。

2022/05/19

[貧家ピー]

著者と編集者の往復書簡からスタートし、女子プロレスラー選手らのインタビュー集。ほとんど女子プロレスは見ないがプロレスに対する熱い気持ちは伝わってきた。長与千種へのインタビューが一番面白かった。女子プロにはドロドロが必要、勝たなくて良い「間」が大切など。 題名は『女の答えはピッチにある』へのオマージュとのこと、この本も読んでみたい。

2022/07/27

[takao]

ふむ

2024/10/29

[ヤエガシ]

今まで距離を置いてきた女子プロレスにどハマりしています。 そこはかとなくお仕事感が漂う男子プロレスにはあまり感じられない、女子プロレス独特の情念のぶつかり合いは新鮮でした。 愛想を振りまいてもいいし、泣いてもいい。男子と違って喜怒哀楽を全部使えるのは、大きなアドバンテージ。 本書でインタビューされている岩谷麻優、中野たむ、白川未奈、彩葉匠、朱里、ジュリア、林下詩美、DASH・チサコ、橋本千紘、そして長与千種、みんなスゲー熱い。

2023/02/10