内容説明
マンガと人物ダイジェストで読む、日本一わかりやすい『源氏物語』の本! 千年の時を超えた、究極の“王朝・ラブストーリー”!日本が世界に誇る『源氏物語』は、平安時代の天才・紫式部による54帖もの長編大作。そこで本書では、『源氏物語』のストーリーを、それぞれの魅力にあふれた“登場人物ごと”に紹介。*“永遠の恋人”を生涯追い求めた「光源氏」*きゃしゃで可憐な一夏の恋人「夕顔」*少女の頃から光源氏に愛された「紫の上」*不器量だけど一途な姫君「末摘花」*低い身分ながら誰より気品ある「明石の君」――きっとあなたも、千年の時を超えて共感する姫君や貴公子と出会えるはずです。また、『源氏物語』のハイライトシーンはマンガ化して収録!印象的なシーンが、ますます頭に残ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
石橋陽子
16
タイトル通り眠れないほど面白かった。光源氏の恋の多さには呆れ返って一周回って関心しました。物語だからね、と何度思ったことでしょう。男性という生き物はどうしてこう若くて可愛い子好きなのでしょう。垣間見ては一目惚れの繰り返しで笑っちゃいます。もう、女児にまで手を出す始末。誰かに化けて騙して襲うとか。当時は顔を見ないで襲ったり、朝になりビックリとか面白すぎます。末摘花の描かれようには失笑です。紫式部がユーモアたっぷりのお方だったんですね。『光る君へ』は源氏物語では無いですが、紫式部をイメージしやすくなりました。2024/01/16
みんく
16
やはり今年は「光る君へ」。でも源氏物語をドラマ化したのではないのね。本書のシリーズは、おもしろいというよりわかり易い。主要な登場人物21人ごとに章立てされているので、この人誰だっけ・・?となっても戻って検索しやすい。自分は現代に生きてるもんで、常識の違いというか、世代ギャップというか 笑。光源氏や中の君のとっかえひっかえぶりについていけません!どのお方もお綺麗なのでしょうね。その中で末摘花の描かれ方がひどい 笑。今年中になんとか源氏物語を!光る君へ1話では下級貴族である父・為時にさえも妻がふたりいたのね。2024/01/08
okame
12
巻ごとではなく、登場人物ごとに解説されているため、気になる人物から読める点はすごく便利。登場人物も多いし、人間関係は複雑だし、話が進むにつれて呼び名が変わる人もいてごちゃごちゃになっていたので、頭の中を整理するのによかったです。それにしても、紫式部はよくこれだけ長い話を書けたなと思う。2015/08/13
F田
8
魔性の朧月夜が推しです。男だと情に厚い頭中将が好き。2024/01/27
柊
8
面白い。21人の登場人物でわかりやすく書かれていた^^ それぞれのストーリーがそれぞれ面白かった。古文で読むのとはまた違った楽しみがある。 明石の君が好きだな~2015/02/12