内容説明
拝み屋、絶対絶命。
「どす黒く染まった、巫女装束の女が…」
怨みを募らせた史上最凶の生霊が襲い掛かる!
先祖供養に家内安全などの加持祈祷、はては憑き物落としや悪霊祓いを請け負う「拝み屋」郷内心瞳の人気実話怪談シリーズ第6弾!
・他者に呪術を向けた女の惨すぎる報い…「身のほど知らず」
・万引き容疑で呼び止められ…思いもかけない恐ろしい事実…「仏花」
・いじめで自殺した女子生徒の怨霊が…「エヴァーグリーン」
・著者の元にかつての相談客から送りつけられた写真、そこに写る悍ましい女の正体は…はからずも巻き込まれた拝み屋・郷内に怪異が襲う表題作…「鬼面の黒巫女」など収録。
禁忌を犯した者たちの凄まじい末路がここにある――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
138
なるほど、呪いと生霊ってこういう違いなんだね。しかも生霊の害を取り除く方法は意外にも!なんだけどその後の人間関係が…って呑気なこと言っちゃったけど、生霊もドッペルゲンガーも恐いよ!絶対遭遇したくない!そして郷内さん、大丈夫なのか。2022/08/31
ゆみきーにゃ
82
郷内さん体調は大丈夫かしら??いつも読みながら心配になる。ドッペルゲンガーも生霊も怖すぎる。2022/04/17
HANA
63
実話怪談集。相変わらず著者のスタイルが良く出た作りとなっている。基本的に立ち入ってはいけない所に肝試しとかで行ってしまい、何かしらの障りがあるという応報の論理が以前と共通しているというか。拝み屋怪談シリーズらしく著者自身が出てくる話もあるが、今回はそれがきついなあ。おっさんの健康問題と説教って、第三者にとっては世の中で一番きついものでは無いだろうか。鬱々とした話は嫌いじゃないんだけど、それが怪談ではなく家庭問題と病状とかなら話は別。何と言うか怪談の「厭さ」よりも、世知辛さが先に来るんですよね、読んでると。2022/04/03
眠る山猫屋
52
愚痴成分は低め。怪異成分も低め。では何が多いかというと、不愉快な人間は際限無く不愉快で懲らしめられて然るべきであるという、至極真っ当な論説である。いやぁ、助けなくていいでしょ郷内さん。黒巫女さんが不憫です。2022/04/12
あたびー
38
郷内さんの最新刊。今回も枠となる案件の合間に様々な怪談が挟まれるというスタイル。拝み屋を生業とする郷内さんは以前から難しい病気に悩んでいる。そこへ以前拒否した失礼な客哲盛から身勝手な相談がやってくる。どうやら彼が酷い扱いをした別の霊能者の生霊に悩まされているらしい。今回は生霊やドッペルゲンガーの話が多い。あと下ネタ絡みの話も…😏今回は見えなくなったのに加えてお守り作りの力も失ったかもしれない郷内さん。郷内さんの回復、奥様のご快癒も合わせてお祈りしたい。2022/04/18
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