内容説明
日本の子どもたちが、見通しのきかない激動する時代をどう生き抜いていけばいいのか。そのためにはどのような教育が必要なのか。どういう教育を選択すればいいのか。世界と日本の現状を直視し、子どもが自分の力で生き抜いていくための教育について考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
55
著者はイー・ラーニング研究所代表の吉田智雄氏。著者が携わっている教育事業の中で感じてきた、日本の子どもが将来見通しの利かない激動する時代をどう生き抜いていけばいいのか、そのためにはどのような教育が必要なのかを一緒に考えるために記した一冊。教育提供に大事なことは、子どもたちが社会で生きていける力、幸福に過ごしていく工夫、充実した人生を送っていくためのスキルを身につけてらうこと。モンテッソーリ教育への理解、松下幸之助に感化された「教育の水道哲学」の信念にも共感しました。2023/10/16
mazda
16
著者が挙げた3つの必要スキルは、ITリテラシー、語学リテラシー、金融リテラシーです。私もこれに賛成です。特にITリテラシーは、もはや必須ではないかと思うくらい裾野が広く一般化しており、今後AIにとって代わられる側に回るか、とって代わる側に回るかの分岐点だと思います。文系だとしても、カルテは電子化、農業も自動化、お支払いはスマホ、といった具合で、テクノロジーの知識がないと、業務を円滑に進められないと思います。2022/06/21
まゆまゆ
10
刻々と変化する世の中に合わせた情報や知識のアップデートが必要不可欠な現代社会で、最も有効な対策は教育である。子どもが自分の能力に自信を持ってチャレンジするためにスタートラインに立たせるかがカギである、と。スクールTVは初めて知ったな。海外の教育事情は興味深く読めた。2022/05/23
林芳
2
手前味噌的な感じはしなくはないけれど、確かにその通りなのですよね。日本の教育は。ブレイディみかこさんの本を読んでても思うけれど、どうして海外みたいな教育が出来ないのだろう、日本は。2022/07/08
しろ
1
「子どもをスタートラインに立たせてあげるのが親の役目であり、スタートラインというのは子どもが自分の能力やポテンシャルに自信があるという状態にさせること」という部分がストンと腑に落ちた。走るか走らないか、どちらへ進むかを決めるのは子ども自身。親はその選択肢と視野を与えてあげることに専念すればよい。前を走っている他の子どもがいること、そのようなレースの存在そのものを子どもが知らないまま育ったとしたら、いつかきっと割を食うことになるのだろう。2022/11/23
-
- 電子書籍
- 6000年の恋~お忍び王様と転生した私…
-
- 電子書籍
- “基盤モデル”で超進化するAI
-
- 電子書籍
- 罪なき愛人【分冊】 2巻 ハーレクイン…
-
- 電子書籍
- エーゲ海の独身貴族【分冊】 12巻 ハ…
-
- 電子書籍
- 夏の吐息 講談社文庫