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内容説明
塩加減ひとつ
切り方しだい
・カブの丸焼き 皮をつけたまま調理するとジューシーに仕上がる
・アスパラガス 卵のソース 茹でる湯の塩分は2%に
・春野菜のスープ 野菜を小さく切ると複雑な風味が生まれる
・世界一シンプルなグリーンサラダ 葉野菜は包丁で切る
・薬味たくさんの豚しゃぶ 適温は80℃。加熱しすぎるとパサパサに
・トマトの冷製パスタ トマトをおろし金ですりおろす
・デザート 季節の果物にハーブやリキュールなど「香り」を足す ……etc.
いつもの味がグレードアップ!
スープ・サラダ・肉料理・パスタ・デザートまで全37品
「おいしさ」の秘密を余す所なく公開
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
37
著者の食への姿勢がとても好きです。私も幼いころから(こうしたらもっと美味しいかも)を想像し、実験し、結果をまとめるのが好きだったからでしょうか。まあそこには「自分だけが好ましいと思う食べ方」もだいぶあったんですが、それすらも著者と似ていて苦笑い。…わたしもピーマンやシシトウは丸のまま焼くのが大好きなんですが、夫が食べていたものの中からイモムシが出てきて以来、切ることになっております、あはは。2024/03/04
宇宙猫
11
★★ ちょっとした知識やテクニックは参考になるし、読み物としてはおもしろい。レシピは作らないかな。2024/02/29
アリーマ
10
料理家で作家、という肩書きを初めて見た。確かに作家的で奥行きのある語り口。シンプルな中に独特の一手間が光るタイプの料理の話がレシピを添えて語られていく。かぶの丸焼き、レンコンのステーキ、スープやポタージュから、ステーキ等の肉料理、煮込みにパスタにご飯もの…と多彩に並ぶ。写真は添え物でごく小さいが料理の風景が浮かんで楽しい本。なんか懐かしい料理スタイルだと思えば、子供の頃にお父さんの書棚にあった丸本淑男さんの料理エッセイを読んだ由。ワタシも一人暮らしが始まった頃に随分お世話になったので懐かしかった。★★★★2022/05/22
ヨハネス
6
タコさんウインナーよりおいしいウインナーを喜ぶ子供だったという著者にひがむ。自慢ではなく事実を言ってるだけだし、それで食べる人が喜ぶなら切り込みを入れてもいいと言ってくれてるのに。羊肉は脂肪が酸化する際悪臭が出るそうで、抑えるため加熱は控えめにするって教えてくれた人初めて。ありがとう。エッセイ仕立てなので、読んでいる分にはおいしそうで付箋をたくさん貼ったけど、実際は手が込んでるものが多く、何割実践するか。2022/06/18
rie
1
Audibleで聴いた。調理の本は音声だと想像しづらい部分もあるが、本書は「なぜそうするとおいしくなるのか」という視点がはっきりしていて、耳で聴いていても納得感があった。それでもやはり、こうした本は紙で手元に置き、読み返したくなる。 掲載されているレシピをそのまま実践する機会はないかもしれないが、火加減や順序、素材の扱い方など、調理のポイントが言語化されており、参考になった。2025/12/15
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