内容説明
私たちが何かをするとき、「何をするか」「どうするか」を決めなければなりません。あるいは、いろいろなものの中から、「どれを選ぶか」を決めなければなりません。「何をするか」「どうするか」、あるいは「どれを選ぶか」は、すべて「何かを決める」ということです。決めるには、良い決め方もあれば、悪い決め方もあります。悪い決め方で争いが起こらないよう、社会にはどのような決め方があり、どんなときに、どのような決め方を使うとよいのか、本書はそれをビジュアルにやさしく解説しています。具体的な内容は以下のとおりです。【目次より】〈パート1 なるほど! 決め方ってとっても大切〉多数決による決め方/決めるにはルールが必要 〈パート2 そうなんだ! いろいろある決め方〉(1)くじ/(2)選挙/(3)勝負/(4)試験/(5)裁判/(6)審査 〈パート3 おもしろい! 実際に使われている決め方〉宝くじ、ドラフト会議、ノーベル賞、オリンピック競技 ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamako
4
初手から「投票のパラドックス」が登場して、著者の本気度がうかがえる。具体的な事例多数だし総ルビだし、これは4年生くらいになったら読んでおくと良い本。転勤があったので読み聞かせを辞めてしまったけど、小学生に本を紹介する機会があったら推したい。2021/08/12
AYA
1
図書館で立ち読みしました。 じゃんけん、選挙、オリンピック、ローマ教皇、裁判、ドラフト会議、オーディオ、くじ、スポーツの先攻・後攻、試験、審査などなど、なぜその決め方なのか。や課題やポイントが分かります。 優劣の有無や基準があるかなどで方法が変わる。単記投票では、良い選択が悪い選択になる=希望する結果の数を希望しない結果の数が上回ることがあるので、複数記名方式がよい。2024/07/31