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内容説明
ある大工のまわりで、おかしなことが起こり、矛盾が起こる、柱や梁、循環ばしごに途中で消える柱まで、なんとも不思議な建物は、トリックアートいっぱい!ワクワクする絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
61
だまし絵×物語という発想力に脱帽♪ 小さい頃から大工になるのが夢だったハンヅ。願いが叶って新米大工として現場に入ったのは良かったけど、彼の周りにはおかしなことばかり起こります。何しろ作ったものが、全てだまし絵のようになってしまうのですから。目的地に着かないはしご。上ってると下がっちゃう階段。建築現場は大混乱で、ハンヅは「だまし絵大工」のレッテルを張られ、仕事をクビになってしまいます。ところが、彼の才能が発揮される起死回生の出来事があって、ハッピーエンドに。\(⌒∇⌒)/巻末にだまし絵の解説付き。 2014/10/23
けんとまん1007
44
よく見るだまし絵。安野光雅さんも書かれるパターン。こんな家があったら、住めるかなあ~。でも、楽しい。そうそう、そうなんだ、ものは使いようなんだ。2017/10/28
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
39
新入りのハンヅはやるきはあるが、作業をするとどこかちぐはぐになってしまう。それがだまし絵になっているので面白かった。2023/07/22
emi
36
ハンヅの夢は、大工になること。ところが建築現場でハンヅがつくると、なぜかおかしな建物になってしまいます。ハンヅは「だましえだいく」と呼ばれ、家をつくることができなくなってしまいました。どこの現場でもやとってくれなくなったある日…。階段、柱、本棚、手すり…建築家だった著者の描くだましえが何とも楽しく愉快。本当にこんなおうちができたら…あたまがぐるぐるしちゃいそう。どこがどうだましえなのか、一度開いてじっくり見てみると楽しい絵本です。2015/05/05
aiaimo`olelo
34
エッシャーのだまし絵のような楽しい絵本。 新入りのハンヅは若くてやる気のある大工さん。でも、彼が作業すると建物はどこかおかしくなってしまう。途中で消える柱、向きがわからなくなる階段や棚…ハンヅはクビになっちゃいますが、そんな彼が力を発揮できる契機が! 建築家の青山さんならではの建物の表現力は相変わらず。ただ、だまし絵がちょっと難しめなのと、絵が本ののどをまたがっているのでわかりにくさも少しある。息子の反応は薄め。適齢児にはストーリーもだまし絵も2倍楽しめる絵本かも。 5歳2021/03/28