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内容説明
しみじみ変で懐しい、つげ世界に導く1冊!
現実と非日常の間を自在に往き来する融通無碍の「つげ世界」は、読む者のそこはかとない憧憬を誘って止むことがない。永遠の詩情を湛える名品『紅い花』をはじめ『もっきり屋の少女』『二岐渓谷』等を収めた短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
106
ひさしぶりに再読したら心に沁みた。沁みたというより染み込んでそこに根を下ろしてしまった感じだ。先日『重版出来』という漫画を読んだ。漫画家の過酷な生活を編集者の眼から描いた作品だ。漫画で売れることが第一とされことがよく分かる内容。つげ義春が描いたような作品は、今の漫画界では相手にされないだろう。暗く、重たい世界で、読んで気持ちが晴れることはない。売れ線を狙った漫画も嫌いではない。それでも、時にはここに描かれているようなうらぶれて、寂しげでそれでいて人肌の温もりを感じられる世界に、浸っていたいこともある。2017/05/08
アマニョッキ
53
つげ義春さんの作品を手に取ると、日本人で良かったなと心から思う。このえも言われぬ感覚を味わえて本当にありがたい。なんでみんなもっと読まないのかしら。あと、そろそろ本気でニコニコ堂行きたいや。2020/06/25
ちゃりんこママ
37
「紅い花」はつげ作品で最も好き。田舎の野暮ったい乱暴者らしい思春期の少年が、初潮を迎えた(ここの表現に作者の優しさが滲み出てる)少女にとても優しくて、イマドキのスケベ馬鹿男共に見せてやりたいわ。2014/08/07
たまきら
31
断片的で、目覚めた時に不思議な感情を抱かせる夢があるじゃないですか。この人の短編はどれもそういう感情を抱かせてくれます。いやだったり、恥ずかしかったり、悲しかったり、怒りを覚えたり。その感覚が好きで時々読みたくなるんだろうな。2017/07/07
たつや
31
昔買った本がひょっこり出てきたので、読んだら、味わい深くて素晴らしかった。タイムマシンに乗った気分だ。いまの漫画は味がない。2016/08/18
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