ワニの本<br> 楽しく読むだけでアタマがキレッキレになる 奇跡の経済教室【大論争編】

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ワニの本
楽しく読むだけでアタマがキレッキレになる 奇跡の経済教室【大論争編】

  • 著者名:中野剛志【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • ベストセラーズ(2022/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784584139837

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内容説明

「現在も社会一般・経済分野でベストセラーの『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』『全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】』の続編です。が、前の二冊を読んではいない方でも理解できるよう、分かりやすく書かれています。コロナ禍など前二冊刊行以後の世の中の変化も踏まえた内容になっています。しかし、本書には、それ以上に、前二冊にはない特別な点があります。それは、経済についての知識を学ぶためだけではなく、ものごとを「考える力」を磨くということを目的として書かれているということです。世の中には、たくさんの情報があふれ、いろいろな議論が日々流れています。しかし、政府の発表、新聞、テレビ、ネットなどのマスメディア、最近ではソーシャルメディアから流れてくる情報、あるいは大学教授や専門家による解説や主張について、普通の人々は、つい鵜呑みにしてしまいがちです。実は、経済についての専門的な知識がなくても、私たちが普通に持っている「考える力」を引き出しさえすれば、どの専門家が正しくて、どの専門家が間違っているかが、かなりの程度、分かってくるようになるのです。実際、大学教授や専門家といった人々でも、矛盾しているとすぐ分かるようなことを平気で言ったり、書いたりしていることが、たくさんあります。しかも、だいたい、同じような間違いをしています。そうは思えないのは、おそらく「経済学の教授」「経済の専門家」といった肩書に惑わされているからでしょう。しかし、専門的な知識がなくても、普通に「考える力」を使えば、専門家たちの間違いに気づくことができます。そして、自分は、同じような間違いをしないですむようになります。本書の本当の目的は、その「考える力」を使うコツを伝授することにあります。経済というテーマは、「考える力」を引き出すための題材に過ぎません。ですから、本書で身につけた「考える力」は、経済以外の問題について考える際にも必ず使えるものになるのです。」(中野剛志)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

31
あらゆる専門家に対決を挑んでいてそれなりに面白かったが、この人の本はこれで終わりにしようかなと思った。「憲法は民主主義を制限するためのもの」って…いつの時代の憲法の話してるんだ?2023/08/31

belalugosi6997

22
財政支出と経済成長の相関関係は世界標準で日本が30年停滞してる理由は政府支出が少なすぎるからである。財政赤字≠悪で、黒字であっても国民が不幸なら悪で、たとえ赤字であっても国民が幸福ならば前である=機能的財政 大規模・長期・計画的な財政支出は日本経済復活の鍵になる。資本主義の根幹は信用創造であり、財源論は信用創造により一蹴される。税の徴収は物価の調整、罰金、通貨の価値の担保、格差の是正のためである。国民の多くが税は財源でないということを認識することを切望する。末尾の MMT陰謀論コロナ禍は笑うしかなかった。2022/05/01

21
大変面白かった。『奇跡の経済教室』の復習ではあるけど、矢野財務省事務次官論文という素材をコロナ禍において扱った事もあり、より具体性を帯びて、MMT理論の何たるかが理解できる仕組みになっている。それにしても、財務省官僚は本当に「財政の健全化」を信じているのだろうか?日本にとって最も考慮すべき事は、「自国通貨建ての国債を発行できる」ことが未来永劫続くかどうか分からない事だと思う。今のうちに産業育成、科学技術、インフラ、防衛、少子化対策に財政出動しないと、本当に国が滅びてしまうのではないか。それが心配だ。2022/12/13

ta_chanko

20
日本は円という自国通貨を発行することができるので、国債をいくら発行しても財政破綻しない。税金は財政の財源ではなく、通貨の価値を保証し保持するために必要な装置。「失われた30年」は、デフレにも関わらず財政出動を抑制し、何度も消費税を増税してきた結果=失政。問題は財務官僚・事務次官クラスの人間も、不要な「財政健全化」にとらわれて思考停止に陥っていること。政府の黒字は民間の赤字、政府の赤字は民間の黒字。日本経済が立ち直るために、財政出動が不可欠。2022/06/13

モーモー

17
年末に話題になった矢野事務次官の矢野論文を論破した本。論評の前に、日本の財政の舵取りをする次官が日本の財政を批判する不思議、データ比較すると世界と比べて間違った施策を続けている日本の姿が浮かび上がってくる。 2022/07/05

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