中公新書<br> 北海道を味わう 四季折々の「食の王国」

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中公新書
北海道を味わう 四季折々の「食の王国」

  • 著者名:小泉武夫【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2022/03発売)
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  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121026903

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内容説明

春はニシン、ヤマワサビ。夏はウニ、ジャガイモ。秋はサケ、新米。冬はカニ、タラ。そして通年でジンギスカン、ラーメン……。北海道は、日本ばかりか世界でも有数の「食の王国」である。海・川・湖の幸、広大な大地の幸に恵まれ、食材本来の良さを生かした料理の数々は、私たちを魅了してやまない。無類の食いしん坊を自認し、北海道中を長年食べ歩いた発酵学の第一人者による、垂涎のうまいもの尽くしエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

106
ある友人は北海道に魅せられて札幌に住み、暇を見ては車で道内を走り回って美味い物を食べ歩く生活を送っている。先日、コロナ禍でしばらく休んでいたが再開したと知らせてきた。彼のような人向けに格好のガイド本であり、次は何を食べに行こうかと楽しみにさせられる。極楽だの悶絶だの恍惚だのと遠慮なく連発するが、食材の由来や生産地ルポから料理法や食べ方まで実に面白く書くのだ。お世辞にも食通ではない自分も、そんな気にさせてしまう小泉先生の筆力を堪能させられる。いっそカラーのムック本で発行すれば、もっと広く売れたのではないか。2022/05/21

アキ

104
今夏に北海道で旬を味わうために読了。本書で春夏秋冬の季節毎の食材を紹介してくれていて、読んでいるだけでほっぺたが落ちそうになる。夏の味覚は、「海のルビー」北海シマエビ、積丹エリアの赤白ウニ丼、毛ガニとタラバガニ、新ジャガバター、ゆでトウモロコシ、ニンジンジュース、スルメイカの鉄砲焼き、メロンジュース、農家レストランでのトウモロコシとトマトのスープ、極め付きは「サーモンファクトリー」で夏限定のウニラーメン。季節関係なしのジンギスカン、北海道小麦の手づくりパン、酪農王国の山のチーズ等、挙げだしたらきりがない。2022/06/06

サケ太

23
よだれの出る一冊。ホッキガイ、ニシン、ウニ、ちゃんちゃん焼き、そば、ラーメンをめちゃくちゃ食べたくなる。著者は初読みだが、これは北海道に行くしかないのでは?2022/03/26

ようはん

21
北海道といえば鮭、イクラにトウモロコシやジャガイモといった食材にジンギスカンや札幌ラーメン等の名物を思い出す。しかし小泉先生の手にかかれば春先のニシンを山々に生えてくる山ワサビで…北海道の居酒屋では茹でたジャガイモにバターのみならずイカの塩辛も挟む…等北海道の食に関しては幅広くかなり濃い内容に仕上がってしまう。2022/06/04

Tomomi Yazaki

20
東京在住ながら、北海道フード名誉アドバイザーの称号を承った小泉先生。それに応えるべく、なんと北海道にマンションを買ってしまう。北は北海道から南は沖縄まで、全国津々浦々と美味しい食材を求め渡る先生の、面目躍如たる所以である。鮭、ニシン、ホタテを始め、聞いたこともない海の幸のオンパレード。そして先生の独特な美味しさ表現は、いつにも増して食材への興味をそそる。山の幸も侮れない。爽やかな苦みのフキノトウ。昆布も絶品。そして新じゃがも!畳み込むような食のラッシュ!味の、旨味の、美味の波に、飲み込まれちゃいました!2023/01/11

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