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内容説明
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子宮頸がんや子宮体がん、卵巣がんなど女性特有のがんは、ほかの臓器のがんに比べ、やや若い世代で発症することが少なくありません。さらに、これらは生殖にかかわる臓器、女性性を支える臓器であるという特徴があります。子宮や卵巣を取り去ることにより、その機能は少なからず失われる可能性があり、とりわけ妊娠できる力=妊孕性の問題は、患者さんによっては、治療後の生活にも大きくかかわってきます。
本書では、最先端の研究が進む検査・診断法や治療法の動向、治験・臨床試験による有効な分子標的薬の最新知見を紹介するとともに、がんゲノム研究や遺伝性腫瘍の取り組みについても紹介しています。また、治療後のQOLを高めるための心身の苦痛すべてに対応する緩和ケアの重要性に着目し、さまざまな視点から解説しています。
国がん中央病院における子宮がん、卵巣がんの最先端治療がわかる1冊。安心して治療に臨むためにお役立てください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
k sato
17
女性の妊孕性は卵巣と子宮の状態が全てだ。早期発見が叫ばれる「がん」。最先端治療でもがんのステージによっては全摘を免れられない。婦人科系がんも例外ではない。卵巣を全摘出したら、凍結卵子でもない限り、自らの卵子による妊娠は不可能だ。企業の健診に付属する婦人科検診は、子宮頸がん検診、内診、超音波のみである。子宮体がん検診やCT・MRI画像診断は自己負担だ。そして、企業の検診を鵜呑みにしてはいけないと実感する今日。自己負担であっても年1回以上の婦人科検診を全ての女性に推奨する。取り返しのつかない事態になる前に。2024/06/15
おテンさん
1
子宮がん関連の本は何冊か読んだが、この本がもっとも専門的で情報も信頼できると感じた。読みやすさでは『最新 子宮がん・卵巣がん治療 (「あなたが選ぶ治療法」シリーズ)』に軍配が上がり、どちらもおすすめできる。2022/10/20




