内容説明
幅広い分野で適用されているPID制御を対象に,
・数式モデル化(ブロック線図と伝達関数の導出)
・数式モデルを用いた制御系の設計
の2点を丁寧に説明しています.
電気系・機械系の制御対象を次数ごとに分類し,それぞれに対して適用可能なPID制御器について述べるとともに,ボード線図を用いた制御パラメータ(比例・積分・微分ゲイン)の設定方法をわかりやすく解説しています.
また,回転座標軸を用いる3相交流モータ制御システムへの適用や,現代制御における状態フィードバック制御とPID制御との関連性なども紹介.
目次
第1章 序論
第2章 制御系の基本要素とラプラス変換
第3章 伝達関数とブロック線図
第4章 ブロック線図の結合
第5章 過渡応答と安定性
第6章 周波数応答
第7章 1次の制御対象のフィードバック制御
第8章 2次の制御対象のフィードバック制御
第9章 3次の制御対象のフィードバック制御
第10章 3相交流の制御対象のフィードバック制御