ディスカヴァーebook選書<br> 共産主義批判の常識

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ディスカヴァーebook選書
共産主義批判の常識

  • ISBN:9784061580442

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内容説明

本書は昭和24年、いまだ占領下の激動する社会情勢のただなかに誕生。刊行と同時に、「共産主義とはなにか」の恰好の紹介書として、圧倒的反響をよんだ。それは、真に相手を批判するには、立場の如何問わず、まずその理論の真意を正しく把握せねばならないという著者の態度が、国民の共感をえたからといえよう。再び激動と混迷の状況下にある今日、日本および日本人としていかに生くべきかを考えるとき、本書のもつ意味は大きい。
(※本書は1976/6/1に発売し、2022/3/25に電子化をいたしました)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

康功

24
共産主義と資本主義。共産主義と社会主義の違い。 人間も企業も全てを平等に与えられるとヤル気が無くなるのだろうか?国民総生産の少ない国が、国民に平等に利益を再分配しても、豊かな生活は望めない。高度経済成長が成功した日本でさえ、平等に再分配すると年収400万円にしかならない。目標に向かって努力し続けることが、人間にとってどれだけ大切かがわかった。全てが立ちいかなくなり不況が何十年間も続くと、戦争という手段に頼るしか無くなるのだろうか?かなり昔のベストセラーも、現在にピッタリ当てはまる普遍的な良書であった。2017/09/06

Ex libris 毒餃子

11
昭和24年初版ですが、共産主義に対する理解が表情に適格で現代でもここまでの理解はあまりみない。当時のロシア、ソ連を何でこれほど詳しく知っていたか、驚きます。やはり、共産主義の脅威の最中にいたから書けた傑作かもしれません。マルクスの農民軽視や東欧は西欧に教育される、という理解は全くその通り。なお、昭和の戦後期から令和になったが、資本主義の発展段階は未だにマルクスの予想にはいたらず。2021/08/15

しんさん

4
1949年の本ですが、すでにマルクス経済、共産主義の限界を看破しています。まだ占領下にあったこと、日本共産党が大躍進した年であることなど、当時の世相を考えると味わい深いものがあります。2021/03/08

Tomoichi

4
今回の参議院選挙で議席を増やした共産党。共産主義というものがどういうものなのか理解せず投票する人々。昭和24年に著されたものだが今日の共産党理解に必須の書である。2013/08/17

若井 敏明

2
キワモノかと思ったらそうでもなかった。2021/05/03

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