失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック

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失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック

  • ISBN:9784093115100

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内容説明

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悪気はなかったでは済まされない時代です。

現役新聞記者たちが自省の念を込めて贈る「気づきの書」。
「美しすぎる○○」がダメな理由がわからない。女医、女子アナと無意識に言ってしまう。「女性ならではの気配り」はほめ言葉のつもりだった?「薄着の季節だから痴漢に注意」のどこが問題!?女児の出産祝いになんとなくピンクを選んでしまう・・・。ひとつでも当てはまる人、アウトです。ぜひ本書を一読することをおすすめします。
ジェンダー平等を日本で早く実現したい。それにはまず、メディアが発信する記事から見直さなければならないーーー。この本は、現役の新聞記者たちの強い危機感から生まれたものです。今やSNSや広告、宣伝で誰もが発信者になる時代、ジェンダー表現のリテラシーを高めることは必須。その手引き書的な一冊です。
無意識の偏見と男尊女卑、性別役割分業のすりこみなどジェンダーの視点で改めて見直すとたくさんの問題点がみえてくる。ウエブ記事もしかり。スマホアドバイザー・モバイルプリンスさん、ジャーナリスト浜田敬子さん、弁護士の太田啓子さん、武井由起子さんに聞くインターネットとジェンダー論。性暴力の報道や表現の問題、メディアの現状と取組まで徹底的に追求。

(底本 2022年3月発行作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

61
新聞記者、編集者などがニュース記事の見出しや記事の内容及び表現について考察、実態調査、課題をまとめた画期的な一冊だと思う。新聞の見出し、ネットニュースの見出しを比較したり、お悔やみ欄の家父長制引きずり続けてきた記載例など、とてもわかりやすく説得力がある。マスコミ媒体は、言葉の扱い一つでいかようにも読み手を誘導することができる。だから、責任が重大なのだ。その自覚を持って、本書はジェンダーのステレオタイプを脱却しようとしている。タイトルが内容とあまりマッチしていないのが玉にきず。それ以外はとてもよい本。2022/11/10

たまきら

51
新聞労連による表現方法マニュアルです。おおくの人が目にするメディアの代表者だからこそ、表現をつぶさに確認し、少しでも偏見の臭いがするのなら嗅ぎつけてほしいです。そういう自分だって気づかないうちにやらかしているはず。正しさだけでなく、被害者・弱者に寄り添う前向きな表現方法を模索する現場の姿に勇気づけられました。女性記者のさらなる活躍を期待します。読み友さんの感想を読んで。2023/01/28

katoyann

32
ジェンダー平等を志向する社会で注意したいメディアのジェンダー表現について網羅的に言及した本。固定的な性役割の肯定や性的客体として女性を取り上げることの問題等を、CMやニュース報道の事例を通して検討している。例えば、「スク水揚げ」というニュースは、PVを稼ぐために、性的なコンテンツを連想させるように記事のタイトルを付けていることが問題になった。また、トヨタのネットアンケートでは、女性は車の運転が苦手というバイアスを助長するような質問が作られた。性暴力被害への意識の低さも含め、メディアの課題を考えさせられる。2022/10/06

外枠発走

29
近く、職場で人権研修があり、予習のつもりで何となく手に取った。とてもためになる本。今週だけで考えても、二、三回爆弾を踏んだ気がする。簡単なことから少しずつ改善して行こう。それにしても、ジェンダー表現に関しては、日本は情けないほど後進国であると感じた。2023/08/24

香菜子(かなこ・Kanako)

23
失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック。新聞労連ジェンダー表現ガイドブック編集チームの著書。無意識の偏見と男尊女卑をなくすためには無意識の偏見と男尊女卑につながるジェンダー表現をなくすことが必要。無意識の偏見と男尊女卑につながるジェンダー表現はそこらじゅうにあふれている。無意識の偏見と男尊女卑につながるジェンダー表現をしないためには無意識の偏見と男尊女卑につながるジェンダー表現をしないための知識が必要。失敗しないためのジェンダー表現ガイドブックはそのための知識がつまった良書。2022/08/05

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