- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
定年延長に年金の不安もあり、多くの人が60歳を過ぎても働かざるを得なくなっている昨今。しかし、本来なら限りある定年後の時間は「自分が本当に生きたいように生きる」ための時間として使いたいもの。そのためには60歳までに、もう働く必要がないほどの「お金の自由」を手に入れる必要がある。本書はまさに、その具体的な方法を説いていく。著者は青山学院大学の会計学教授として教鞭をとりながら、多くの株式投資本を発刊してきた著名投資家。しかし、実は43歳の時点での貯金は「ゼロ」だった。それがたった数年でリタイア可能な資産を築き上げ、60歳前に「自主定年退職」を実現。本書はその「働き方」と「資産運用」のリアルなノウハウを余すところなくお伝えする。今はやりの「FIRE」本とは一線を画す「リアルすぎるFIRE」本。安全・堅実な投資先リスト付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつのすけ
26
定年退職後、お金に不自由なく生活をしたいと思い読んだのだが、難しいと感じた。 報道で見るのは、まだまだ働きたいという人だが、その理由は、本当に仕事をしたいからなのか、生活するために仕方なく仕事をしたいのか。後者が多いのではないかと推察す。 私自身も後者である。なので、「お金の自由」を手に入れられるようになりたい。2022/08/24
ぴえろ
25
FIREではなく、FIRA60(経済的自立と60歳前後での退職)早く退職するのではなく、イヤな仕事からイヤじゃない仕事に早く代わっていくのが大事と。そして資産運用とイヤじゃない副業のススメ。読書は最大の武器。少なくとも10冊のお金や投資、FIRE(FIRE否定派でもしっかり本は読む)の本を読むこと。冒頭著者が掲げている再現性のある手法。投資以外についてはたしかに再現性はありそうかな。2024/10/27
bonbon99
18
FIREムーブメントとはちょっと違う毛色の本です。60歳前後でリタイアして、老後の健康寿命の後10年間を楽しんで生活するというのが主旨。前提として、40代までに嫌じゃない仕事につき、資産形成を行い、いつでも仕事を辞められる準備をすること。著者は資産の4%崩すトリニティスタディには懐疑的で、日本の国際優良株をメインに運用することを想定しています。若くして引退するのは暇すぎるとし、嫌じゃない仕事をして社会貢献すべしというのは、納得です。リタイアしてもまた仕事してそうすし、ストレスなく、資産形成がしたいですね。2023/02/23
じん
14
PHPらしい堅実な内容。『イヤじゃない仕事』ってのが現実的でよいですね。たしかに『好きな仕事』ってハードルが高いですよね。お金と時間だけがある若者ってロクなもんじゃないですが、60歳までしっかり仕事したあと、お金と時間だけある60代って堂々と悠々自適に、好きにぶらぶらしたらよいよねってのはある。ま、当たり前のことなんですけどもね。当たり前ことって忘れやすし、それなりに準備が必要なんですよね。なかなか難しいですね。2023/07/17
せやし
6
人生100年時代は来ていない。 たしかにそう感じることしかないし、年金もきっと貰えない未来があるのだろうなとは思っていました。 投資は大事だし、嫌な仕事はしたくない。 どちらかといえば、若い人に向けた本という感じです。2023/02/02