理系思考入門

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理系思考入門

  • 著者名:高橋洋一
  • 価格 ¥1,699(本体¥1,545)
  • PHP研究所(2022/03発売)
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  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569851648

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内容説明

「私は理系出身であり、財務官僚としてはきわめて珍しい経歴です」。現在、データとファクトを武器に経済ニュースや政策を論じ、日本で唯一無二の存在感を放つ著者。本書は三部から成る。「増税しないと日本は破綻する」という財務省のプロパガンダを破り、税の本質を示す第一部。歴代の総理は「財政再建」や「将来世代にツケを残さない」という役人の甘言に惑わされて消費増税に踏み込んだ結果、自ら政権を衰退に追いやってきた。その大元は、正しい使い方をすれば有効なはずの消費税を、歪んだロジックで乱用する文系思考にあった。第二部では、「狂乱物価の原因は石油ショック」「バブル期はものすごいインフレ状態」などの通説を覆し、誤った経済理論が「失われた二十年」を招いたことを証明。高度経済成長の真因を指摘する。第三部では、世論をつくる責任をよそに、恣意的でいい加減なデータ解釈しかしないマスコミの怠慢を突く。「ど文系」必読の内容。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるわか

9
国の財務書類(財務省HP:https://www.mof.go.jp/policy/budget/report/public_finance_fact_sheet/index.htm )2022/10/21

復活!! あくびちゃん!

6
良書。ただし、これまでの著書を編集したものであるとタイトルが内容とあまり合っていないのは残念。ためになったのは【第二部 戦後経済史を正しく見る】。私は戦後経済史を正しく見ていなかったことが判明したのは収穫だった。この著者に日銀総裁をやってもらいたいと思うのは私だけでしょうか。そうすれば、一気に経済が回復しそうだけど。2022/11/04

しゅー

3
★★★良い本なのだがタイトルが内容とイメージ違いすぎる。『「消費増税」は嘘ばかり』、『戦後経済史は嘘ばかり』、『「官僚とマスコミ」は嘘ばかり』の3冊(いずれもPHP新書)をまとめた内容だ。私は3冊とも未読だったので問題なかったが、既読の本がある方はご注意下さい。書きぶりはクセがあるけれど、経済理論や数値をもとに話をしているので説得力がある。「消費増税」の話は先日読んだ別の新書で概略は分かっていたので、特に「戦後経済史」の話が興味深かった。「平成の鬼平」の成功(?)体験がその後の日本の金融政策を歪めたのね。2023/12/18

Cenacolo(チェナコーロ)

1
日本経済、財政政策などに関する政府、財務省、マスコミなどの報道がいかに間違いか、また本来どうすべきであったかの見解を、大蔵官僚内閣参事官などを歴任し、理系でデータ分析を得意とする筆者が、わかりやすく噛み砕いて説明されています。  日本の財政が健全な理由や消費税増税の理由の嘘と、しなくても良い対策、インボイス制度の意味合い、年金の意味合いなどが理解できた。  また失われた20年は間違った景気対策によってもたらされたなど、過去からの財政政策の問題点や分析結果についても未来に活かせる納得感の高い一冊でした。2023/08/01

summerman

1
既刊の合本だった。よって全般的な思考法を伝授する本というわけではなくタイトルに偽りあり。しかし内容は確かにタイトルの通りではある。思うにジャパンという国はまだ近代化できていないのではないか。運良く今日の発展を得ただけでいまだに感情とまじないの政をしているのが現実なのでは。事実に基づかない迷信がこれだけ常識化してる先進国ってあるのかしら。でもアメリカもヨーロッパも時々狂気的な運動起こるし全世界そうなのかもしれない。いややっぱ日本人のお上意識は異常ですわ。我が国もちゃんとアジアの国なんだなって実感するね。2023/03/18

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