山と溪谷社<br> いきもの六法 日本の自然を楽しみ、守るための法律

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山と溪谷社
いきもの六法 日本の自然を楽しみ、守るための法律

  • ISBN:9784635590518

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内容説明

近年、「天然記念物と知らずに捕まえた」などの行為をSNS上にアップロードし、違法行為として炎上するケースなどが増えています。
また、なんとなく行っていた釣りや昆虫採集が、実は違法行為に該当していたというケースもあります。
こうした背景には、単純な「生き物を採る」ことに関係する法律だけでも「自然公園法」「種の保存法」「外来生物法」 以上、環境省)「文化財保護法」(文化庁 、「漁業法」(水産庁)など、担当する省庁の異なる法律が絡み合う他、各都道府県や市町村での条例なども加わり、非常に複雑な体系をしていることが原因と考えられます。

本書は、そんな複雑に絡み合った法律を、「日本中どこでもとってはダメな昆虫 」といった形で、生物・環境ごとに章分けした上で、法規制が「種・場所・種と場所・その他」のどれに対してかかっているのかで分類し、わかりやすく紹介します。

生き物採集を行う前に確認するチェックリストやコラムなども充実。


■内容
第1章 生き物を守るための法律や条令
第2章 すべての生き物をとってはいけない場所
第3章 昆虫採集
第4章 植物採集・山菜 ・ キノコ採り
第5章 鳥類・哺乳類
第6章 爬虫類・両生類
第7章 川や湖沼での生物採集・釣り
第8章 海での生物採集・釣り
第9章 飼う・栽培・購入
付表

■監修者について
中島 慶二(なかじま・けいじ)
江戸川大学社会学部現代社会学科教授・国立公園研究所長。
国立公園や自然遺産など自然保護と地域づくりの現場で環境省レンジャーとして長く実務に携わる。
法律制定や予算新設など全国的な制度改正にも携わり、ワシントン条約やラムサール条約に基づく国際協力、全国の鳥獣被害対策など、自然環境行政の最前線で現実の課題と向き合ってきた。

益子 知樹(ましこ・ともき)
元茨城県農林水産部次長兼漁政課長。
茨城県庁入庁以来、一貫して水産業に関する業務に携わる。
現在は、これまでの経験を生かし、水産関係のコンサルタントとして活動を行っている。趣味はフライフィッシング。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

こぺたろう

9
自分がしようとしている行為に、どういう法令の網が掛かっているか見当を付けるのに、中々良いんじゃないでしょうか。外来生物法の対象種など、今後、規制内容が変わってくるものもあります。結局のところ、大変手間ですが、気になる時は都度確認するしかないですね。2022/04/02

しゅうこう

4
これだけ決め事がガチガチだと、もはや目当ての生き物を見かけたら、写真を撮って愛でるくらいが丁度いいと思えてくる。というか、そもそも採集とか飼育とかは、よくよく考えると自然の摂理に反している行為なんだよな...飼育を行っていた身からすると何もいうことはできないが、人間のエゴで行う採集・飼育が如何に自分勝手であるかということを気づかせてくれる良本。2023/10/31

takao

3
ふむ2024/06/25

Keiji Fujii

1
以前売られていたタガメが販売されていない理由がわかった。2022/08/23

なをみん

1
2022/6/12 日替わりセール 499円 なんとなくセールで買って、なんとなく読んでしまった。いろんな法律といろんな生き物の一冊。ためになったような気もする。当たり前だけど、やたらと採ってはいけないのですね。2022/08/15

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