宝島社新書<br> スタグフレーションの時代

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宝島社新書
スタグフレーションの時代

  • 著者名:森永康平【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 宝島社(2022/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784299028235

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内容説明

モノの値段は上がっているのに、労働者の給料は減り、購買力が低下する――モノと労働の値段が比例関係で上昇するインフレではなく、モノだけが値上がりする「スタグフレーション」。社会の教科書でさらっと触れただけの経済用語が、日本で現実に起ころうとしています。その理由とメカニズム、これ以上スタグフレーションに陥らないための処方箋を、若手人気経済評論家がわかりやすく説明します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

67
経済評論家を父に持つ若手証券・金融アナリストが、「失われた30年」から現在の新型コロナ禍の中での日本経済の現状を憂いている。最初マクロ経済の教科書的な話が出たところで、リアリティがないかと読むのをやめようとしたが、中盤から現在の若者・非正規雇用者の生活難に話題が移りぐっと面白くなった。現在のインフレの原因が供給側にあるため、金融政策が効きにくいとのこと。著者の立場は経済的非常事態は積極財政に打って出よとのことで、減税・支援金で需要喚起するのが良いとする。現政府批判も手厳しいが、かなり首肯できるものだった。2022/12/20

けぴ

42
景気が後退していく中でインフレが同時進行する現象をスタグフレーションというそうです。賃金は上がらないが物価は上がる。具体的な解決策は示されないが日本の現状把握に良かった。資源がない日本。コロナも一段落。外国人にお金を落としてもらう観光立国としてやって行くくらいしかないのかな?2023/03/09

ミライ

32
今現在日本で起きている、景気後退とインフレが同時進行する現象である「スタグフレーション」について解説された一冊。日本ではあらゆるところで値上げが進んでいるが、海外と比べると控えめであり、今後さらなるインフレが進行する可能性がある。本書では、モノの値段が長らく上がらなかった日本においてなぜ値上げが進んでいるかを多角的に分析して答えが示し、今後さらに進むであろうインフレ対策が語られる。あらゆるものが値上がりしている日本の将来が気に なっている人にオススメの一冊2022/06/11

メタボン

31
☆☆☆★ 長引くデフレスパイラル、コロナ禍により更に消費抑制傾向に。すっかり悪しき経済モデルとなった日本。所得が上がらぬまま遂に物価の上昇が顕著になり始めた。日銀の国債の買受も膨大な金額となり、ますますマーケットの餌となり、イールドカーブ・コンロールも限界に。いよいよ日本経済、財政は正念場を迎えている。2023/01/18

幸猪

23
突如としてコロナが巻き起こした世界的なインフレ。日本ではデフレマインドが支配する縮小経済の状況。そんな中で引き起こされたスタグフレーション。本書で森永氏は日本経済の処方箋として、消費税減税と一律給付がベストだと言う。特に消費税減税については、世界的に社会情勢を加味して減税を実行する国もあるぐらいなので是非日本も減税してもらいたい。また、日本だけがスタグフレーションになる理由を図表でわかりやすく解説されているので処方箋としての案がよく理解できる。2022/08/24

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