内容説明
僕はもともと女性で、今は男性です。
正直、めっちゃ生きるのに悩みが絶えなかった。
自分がどう生きていくのか ずっと悩んでいた。
けど、これって僕だからじゃなくて、みんなそうだと思います。
どう生きていくのか?
どんな未来になるのか?
わからなくて、悩んで。
悩むたびに「正解」を探す。
自分は正しいのか?
間違っていないだろうか?
その「正解」は誰が決めたものなのか。それも考えずに、「こうあるべきだ」に囚われ、ただ型に自分をはめてしまっているのではないのか?
この世に生まれて30年。
今、やっと「自分らしく」生きるためのスタートを切れた気がします。
それは「元女子」だと公言し、YouTuberとして発信して、たくさんの人に知ってもらって、見てもらって、「自分は自分のままで生きていいんだ」と思えたからです。
よく、「自分らしさを大切に」「個性を大切に」そんなことを耳にしますよね。
でもさ、「自分らしく」生きるってどういうことなんだろう?
そもそも、「自分らしさ」ってなに?
何を大事にすればいいのか分かんない……僕もそう思うことがありました。
今、何かに悩んでいたり、これから先どうしたいか分からない。
そんな人に、僕がもともと女子に生まれて、男に性転換して、YouTuberとして生きて、どうやって「自分らしさ」を見つけたのか?
どう悩んで、どう向き合ってきたのか?
その考え方を、お伝えしたいと思います。
少しでも、何かのきっかけになれますように。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りお
29
私の大好きなYouTuber木本奏太さんのエッセイ。生まれた時は女性だけど男性になりたい思いや、両親へのカミングアウト、手術前後に感じた事など動画でも少し触れたことをより深く掘り下げて書いている。名前を変更した後に父親が初めて変更後の名前で呼んでくれたエピソードは何回読んでも(聞いても)泣ける。奏太さんだけでなく奏太さんの家族やその周りの人も大好きになる。2022/10/28
まる子
26
保育園に通っていた頃から彼の中にあっただろう自分の「性」の違和感。杉山文野さんと違うのは、戸籍を変え「男性」として「自分らしく生きたい」ということ。性転換するかしないかはその方の思いであって、正解はない。母親にカミングアウトし、父親に「かなた」と呼んでもらえた事。自分らしく生きられた大学時代、そして何より、彼のYouTubeを見て思うのは、親も出演して、親視点での思いを知ることができる。当時はLGBTQなんて言葉は誰も知らず、過去は変えられないけれど、未来を自分らしく生きる道を一歩ずつ開いて生きている。2022/12/20
chuji
2
久喜市立中央図書館の本。2022年3月初版。書き下ろし。LGBTQ譚。177頁に「LGBTQ当事者は13人に1人と言われています。」とありました。オイラの周りには顕在化している人はいないけど、潜在的な人はいるのだろうか?自分に素直に生きてゆくということは、案外難しいのです。本文は二色刷で、黒色とオイラの大好きなターコイズ色でした。2022/07/14
たこやき
1
奏太くんを知ってすぐに本を探した。 すごく引き込まれる文章!2024/06/01
ゆい
1
★32022/05/13
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